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風呂釜劣化による事故 5年で600件以上
2月27日 7時41分

風呂を沸かす風呂釜が古くなるなどして劣化し、火災や不完全燃焼を起こすなどの事故が去年3月までの5年間に600件以上起きているとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。
製品事故を調査しているNITEによりますと、去年3月までの5年間にメーカーから報告されたガスや灯油などを使った風呂釜の事故は667件に上っているということです。このうち、火災が291件と多くなっているほか、一酸化炭素中毒による死亡事故も2件起きています。事故は古くなった風呂釜での報告が多く全体の63%が10年以上使用している製品となっています。
具体的な状況では、吸気口にゴミなどがたまって十分に酸素が取り込めず不完全燃焼となり一酸化炭素中毒になったケースのほか、ガスを使った風呂釜で、うまく火がつかなくて点火の操作を繰り返すうちにガスが充満し引火して火災になったケースや、空だき防止の安全装置がない製品で空だきをして火災につながったケースも多かったということです。
NITEの池谷玲夫課長は「安全装置のついていない古い製品は注意が必要だ。また、部品がさびるなど劣化していると異常燃焼などの原因となるので事故を防ぐために定期的な点検を受けてほしい」と話しています。

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