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ジカ熱“リオ五輪 妊婦は渡航取りやめ検討を”2月27日 11時21分
ブラジルではことし8月、オリンピックが行われますが、アメリカのCDC=疾病対策センターは、現地で感染が広がるジカ熱の胎児への影響が懸念されるとして、妊娠している女性に対し渡航の取りやめを検討すべきだと呼びかけています。
CDCは26日、ブラジルなど中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、最新の調査結果とともに感染を防ぐための対策や注意点などを新たに発表しました。
この中で、ことし8月にブラジルのリオデジャネイロで行われるオリンピックについて、ジカ熱の胎児への影響が懸念されるとして、妊娠している女性に対し渡航の取りやめを検討すべきだと呼びかけています。ジカ熱を巡っては、妊娠中の女性の感染と先天的に頭部が小さい「小頭症」の子どもが生まれることとの関連が指摘されていて、CDCがオリンピックのための渡航に直接、言及したのは初めてです。
CDCは26日、電話会見を開き、妊娠中にジカ熱が報告された地域に滞在し、アメリカに帰国後、感染が確認された女性が9人いると発表しました。このうち3人が出産し、2人の子どもには異常は見られませんでしたが、ブラジルに妊娠12週目まで滞在していた1人の女性は小頭症の子どもを出産したということです。また、2人は流産し、別の2人は胎児の脳に異常が見られたことなどから中絶を行ったとしています。
CDCは「感染と小頭症とを直接的に結びつけることはまだできない」としていますが、感染が報告されている国や地域に渡航する場合は、蚊に刺されないための対策を徹底するよう呼びかけています。
この中で、ことし8月にブラジルのリオデジャネイロで行われるオリンピックについて、ジカ熱の胎児への影響が懸念されるとして、妊娠している女性に対し渡航の取りやめを検討すべきだと呼びかけています。ジカ熱を巡っては、妊娠中の女性の感染と先天的に頭部が小さい「小頭症」の子どもが生まれることとの関連が指摘されていて、CDCがオリンピックのための渡航に直接、言及したのは初めてです。
CDCは26日、電話会見を開き、妊娠中にジカ熱が報告された地域に滞在し、アメリカに帰国後、感染が確認された女性が9人いると発表しました。このうち3人が出産し、2人の子どもには異常は見られませんでしたが、ブラジルに妊娠12週目まで滞在していた1人の女性は小頭症の子どもを出産したということです。また、2人は流産し、別の2人は胎児の脳に異常が見られたことなどから中絶を行ったとしています。
CDCは「感染と小頭症とを直接的に結びつけることはまだできない」としていますが、感染が報告されている国や地域に渡航する場合は、蚊に刺されないための対策を徹底するよう呼びかけています。