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自分自身、家族のために10年後のカラダを考えてる?……将来のための食習慣を!

仕事に追われ、慌ただしい日々を過ごし、毎日の食事は二の次。
現代社会に、とりわけ、都会に生きる人たちにとって、それは日常である。

安いから、早いから、食べたいから。
日々の食べ物を選ぶ基準は、実にシンプル。
コンビニで買った弁当やカップ麺で済ましたり、栄養の偏った好きなものだけを食べたり。
ついつい、”食”や”健康”の優先順位が後回しにされがちである。

しかし、少し止まって考えてみてほしい。

今日食べたものが、10年後の自分のカラダをつくっているとしたら。
あなたは自信をもって、「健康でいられる」と答えられるだろうか。

今回、紹介したいのは、フォトグラファー/ディレクターMIHOさん。
フランス・パリを中心に広告や雑誌の写真を収めつつ、フードマガジン『saji』の出版や食にまつわる様々なイベント・ワークショップを手がけている。
今でこそ食を中心とした活動をおこなっているが、多くの人がそうであるように、数年前までは「食事はお腹を満たすだけのもの」という正反対の考え方を持っていた。

何が彼女を変えたのか。
そして、彼女が伝えたい“未来のための食習慣”とは何なのか。
その答えが、あなたの食習慣を変えるきっかけになれば幸いである。

食べ物は、未来の自分をつくる。

いま食べているものが、10年後のあなたのカラダをつくる。

フードマガジン『saji』のコンセプト。
そして、創刊者であるMIHOさん自身の食・生き方の軸である。
この雑誌が生まれたきっかけは、MIHOさんの不摂生な食事が引き金だった。

当時は何も考えていなかったですね。食べ物よりも、自分の好きな写真、アート、ファッションにお金と時間をかける。
私の中で、食事の優先順位はとても低かった。
そのしわ寄せが、28歳のときにドカッときた感じです

お腹を膨らませるためだけ、栄養の偏った食事。
その積み重ねは、MIHOさんの身体を着実に壊していた。
日々のハードワークも重なり、28歳でついにダウン。
幸い死に至るほど重い病ではなかったが、検査と治療がとにかく痛くて辛かったそうだ。

自分と同じような後悔をしてほしくない

そんな後悔と反省の念から、フードマガジン『saji』は生まれる。

食とアートがコラボした『saji』。
フォトグラファー MIHOのこだわりが随所に表れる、デザイン性に富んだビジュアルだ。
そこには、「アートやファッションを窓口に、食や料理の大切さを知ってもらいたい」という想いが込められている。
しかし、内容はシンプルな料理本。
独特な色合いの料理が数多く収められているが、その全てにレシピがちゃんと付いている。
いずれも、初心者が気軽に調理できるレベルだ。

食べ物は、ただお腹を満たすだけのものではありません。
私のように後回しにし続けていると、5年後、10年後にきっと後悔する日がやってくる。
そんな人を少しでも減らしたい、自分の食生活を考えるきっかけをつくりたいという想いから、sajiは始まりました

フランス、イギリス、ドイツ、アメリカ、中国。
世界各国の本屋に『saji』は並び、若者から大人まで、読者の層は幅広い。
最新刊『saji 5.0』では、宇宙がテーマ(2016年2月現在)。
が蔦谷書店の洋書コーナーなどに置かれているそうなので、一度探してみてはいかがだろうか。

食べ物を変えると、生きやすくなる。

『saji』を創刊するまでに、MIHOさんの食生活もがらりと変わった。

ソーセージに焼肉のタレを絡めて炒める毎日だったが、身体を壊してからは、野菜中心の生活になり、味付けも塩・胡椒だけのシンプルなものになる。

まず、イライラしなくなりましたね。
食べ物を変えるだけで、こんなにもストレスなく生きられるのかと驚きましたよ。
と、同時に食事は生き方に直結しているんだなぁって改めて思いました

また、料理は意外に簡単なものだと気づく。

別に難しい料理じゃなくていいんです。
sajiで紹介しているレシピも、基本的には食材も調理方法もシンプル。
野菜を煮込んだスープを作って、次の日はカレーにして、余ったらドリアなんかにアレンジして。
凝ったものをつくろうとするから、料理は途端に面倒な存在になるんですよ

男性は、ついつい凝った料理をつくりたがる。
高価な食材を買って、小洒落た難しいレシピを選んで、盛り付けにこだわって。
だから、料理から離れていく。
まずは、簡単なスープでも、サラダでもいい。
シンプルなレシピに、シンプルな味付けで、10年後のために、食卓に並べる一品から始めてみよう。
こだわりを持つのは、それからでいい。

大人として、父親として、大切な未来のための食習慣。

MIHOさんの著書『リンゴを半分に切るだけで、あなたの人生は変わる』。
食べること、生きることを幸せにする、39のヒントが提案されている。
そのなかの1ページを紹介しよう。

「これが最後の一本です。よーく味わってください」
医師がタバコを止める人にそう言ってすすめると、
多くの人が「なぜ自分はいままでこんなに不味いものを吸っていたのだ」
と思うのだそうです。

食べ物もゆっくり味わって食べると、
おいしいものとおいしくないもののの違いが、はっきりわかります。

だけど飲み込んでいる人には、その違いがわからない。
ゆっくりすることで、はじめて気づくことがあるのです。


出典:MIHO (2013)『リンゴを半分に切るだけで、あなたの人生は変わる』 (プレジデント社)

自分の食事と向き合ってほしい。
それが、MIHOさんの伝えたいことだと思う。

何もオーガニック食材を使う必要はない。
忙しければ、たまにはコンビニのお弁当やカップ麺を食べたっていい。
今、自分は何を食べているのか、何を美味しいと感じるのか。
そして、数年後、自分の身体はどうなっているのか。

そんな意識を持てば、偏った食生活は自ずと変わっていくだろう。

また、家族との食事の時間も大切にしたい。
仕事が忙しいから、残業が続いているから、と蔑ろにしていないだろうか。
豊かな食生活は、なにも高級レストランで食事をすることではない。
たとえ、おにぎりとお味噌汁だけでも、大切な誰かと一緒に食べることが豊かさだ。
それは子どもに対する食育も同じだと、MIHOさんは語る。

1日でも、数時間でもいいです。
大人として、お父さんとして、お子さんと食卓を囲む時間をつくってみましょう。
仕事が忙しくて難しいかもしれませんが、そこをなんとか……。あれを食べなさい、これを食べなさいとか、そんな堅苦しいことは抜きにして、食事の時間を純粋に楽しんでください。
一緒に食事をするのが、一番の食育です

手作りで、栄養のとれた、家庭の味を一緒に愉しむ。
その温かいひと時は、幼い心に深く残り、そして次の世代へと受け継がれるのだ。

Written by 山本英貴

2016/2/27
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