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アイヌの人たちへの差別 認識に大きな差2月27日 6時05分
アイヌの人たちを対象に政府が初めて行った意識調査で、差別や偏見が「ある」と答えた人が72%余りに上ったのに対し、国民全体の世論調査では、「ある」と答えた人が18%程度にとどまり、認識に大きな差があることが分かりました。
政府は、去年10月から11月にかけて、全国の20歳以上のアイヌの人たち1000人を対象に初めての意識調査を行い、705人から回答を得ました。
それによりますと、アイヌの人たちに対する差別や偏見があるかを尋ねたところ、「ある」が72.1%で、「ない」は19.1%でした。また、アイヌであることを理由に差別を受けていると答えた人に、差別の内容を複数回答で聞いたところ、「差別的な発言をしているのを聞いた」が62.9%で最も多く、「結婚や交際のことで、相手の親族に反対された」が57.5%、「職場で不愉快な思いをした」が53.8%でした。
一方、先月、全国の3000人を対象に1727人から回答を得た世論調査で、アイヌの人たちに対して差別や偏見があるかを尋ねたところ、「ある」と答えた人が17.9%、「ない」と答えた人は50.7%という結果で、差別などに関する認識に大きな差があることが分かりました。
内閣官房アイヌ総合政策室は、「アイヌの人たちは、実際に差別や偏見を経験しているが、国民全体の理解が不足している。広報や教育などを通じて、国民の理解を進めたい」としています。
それによりますと、アイヌの人たちに対する差別や偏見があるかを尋ねたところ、「ある」が72.1%で、「ない」は19.1%でした。また、アイヌであることを理由に差別を受けていると答えた人に、差別の内容を複数回答で聞いたところ、「差別的な発言をしているのを聞いた」が62.9%で最も多く、「結婚や交際のことで、相手の親族に反対された」が57.5%、「職場で不愉快な思いをした」が53.8%でした。
一方、先月、全国の3000人を対象に1727人から回答を得た世論調査で、アイヌの人たちに対して差別や偏見があるかを尋ねたところ、「ある」と答えた人が17.9%、「ない」と答えた人は50.7%という結果で、差別などに関する認識に大きな差があることが分かりました。
内閣官房アイヌ総合政策室は、「アイヌの人たちは、実際に差別や偏見を経験しているが、国民全体の理解が不足している。広報や教育などを通じて、国民の理解を進めたい」としています。