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シャープとホンハイ 最終契約の期限延長へ
2月27日 5時25分

シャープとホンハイ 最終契約の期限延長へ
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大手電機メーカー「シャープ」が台湾のメーカー「ホンハイ精密工業」の傘下に入ることを決め、最終的な契約を結ぶために進めている交渉で、両社はシャープが新たに示した財務上のリスクについて精査に時間がかかるとして、今月末になっている契約の締結期限を延長して詰めの作業を進めることにしています。
経営不振に陥っているシャープは、おととい、台湾の「ホンハイ精密工業」による買収を受け入れると発表しました。これに対し、ホンハイ側は、シャープが24日になって新たに示した、財務上のリスクに関する文書を精査する必要があるとして、最終的な契約を見合わせました。
ホンハイは26日声明を発表し、「現在、双方は協議を進めており、現状をはっきりさせ、完全に解決する計画を達成することを希望している。われわれは依然としてできるだけ早く円満な結果になるように期待している」と表明しました。シャープ側は、「ホンハイとの間で潜在的なリスクを含む経営状況に関する確認作業を行うなど最終契約に向けて協議している」としています。
関係者によりますとシャープが示した文書の精査には時間がかかる見込みだということで、当初、今月29日までとしていた最終的な契約の締結期限は延長せざるをえないということです。両社は、シャープの経営状況についてさらに確認作業を進め、最終的な契約に向け詰めの作業を進めることにしています。

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