初防衛戦を前にミット打ちで汗を流す木村悠(右)=東京都新宿区の帝拳ジムで(斉藤直己撮影)
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ボクシングのダブル世界戦(3月4日、島津アリーナ京都)でWBC世界ライトフライ級王座の初防衛戦に臨む木村悠(32)=帝拳=が25日、東京都内のジムで公開練習を行った。スパーリング2ラウンドでは日本ランカーをコンビネーションで圧倒し、ミット打ち3ラウンドからサンドバッグへと、質量を兼ね備えた内容だった。
商社に営業マンとして勤務するが、世界挑戦時と同じく約1カ月間の休みをもらって試合に備えている。会社勤めで培ったものをリングでも生かすのが木村流だ。「フットワーク重視など3パターンほど戦い方を用意して、試合中に相手の出方を見ながらどれでいくか決めるつもり。商談と同じです。調整も納期と同じように逆算してスケジュールを決めます。納期は3月4日」。ビジネスで発揮するクレバーさは初防衛戦でも光りそうだ。
対戦相手のガニガン・ロペス(メキシコ)は27日に来日する。 (藤本敏和)
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