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【大リーグ】

岩隈「90マイル出た」 勢いのある真っすぐに満足

2016年2月26日 紙面から

 【グレンデール(米アリゾナ州)穐村賢】マリナーズの岩隈久志投手(34)が24日、順調な調整ぶりをアピールした。キャンプ2度目のブルペン入りをして44球を投げ、勢いのある球に手応えを口にした。ドジャース・前田健太投手(27)は軽めの練習だった。マーリンズのイチロー外野手(42)は、打撃練習の合間に、ボンズ新打撃コーチと交流する場面があった。

 躍動感のある投球フォームから勢いのある球が次々と投げ込まれた。

 キャンプ2度目となったブルペン投球。ワインドアップで26球、セットポジションで18球の計44球を投じると、岩隈は「試合と変わらないくらい腕が振れていた。特に真っすぐに関しては。90マイル(約144キロ)ぐらい出たのかなという感覚」と満面の笑みを浮かべた。

 昨季は8月にノーヒットノーランを達成したものの、開幕直後に右広背筋を痛めて長期離脱を経験。3年ぶりに2桁勝利を逃した。2014年にも自主トレ中に右手中指を痛めて開幕を故障者リストで迎えるなど、過去2年連続での苦い経験があるだけに「腕を振っている感触とかは去年、一昨年よりいいのかなと思う。状態はすごくいい」と順調に春季キャンプを送れている充実感を口にした。

 オフには一度合意したドジャース入りが白紙に戻り、古巣であるマリナーズと再契約。大きな期待をかけられているベテラン右腕は、開幕投手が決定しているヘルナンデスとともに、首脳陣から調整を一任されている。「次回はうまく下半身でリードしながら、リリースのタイミングを合わせるとか、細かい部分を詰めていければいい」と課題を挙げることも忘れなかった。

 

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