2016/02/26 Fri 18:50更新
竹松証券に業務改善命令
診療報酬請求権を基にしたレセプト債をめぐる問題で、北陸財務局はレセプト債を販売していた金沢市の竹松証券に対し顧客への説明や適切な対応をするよう業務改善命令を出しました。この問題はレセプト債の発行元のファンドが破綻し、全国7社の証券会社が販売していた債券が償還できない恐れが出ているというものです。証券取引等監視委員会は個人投資家など280人余りにおよそ30億円分を販売していた金沢市の竹松証券が発行元ファンドの運営状況を把握しないままリスクを抱えた債券を販売していたなどとして、金融庁に行政処分するよう勧告していました。これを受け北陸財務局は竹松証券に対し、顧客に状況を説明し適切な対応をとることや社内の管理態勢を徹底することなど5項目の業務改善命令を出しました。竹松証券は「行政処分を厳粛に受け止めより一層、法令順守の徹底と再発防止に努める」とコメントしています。