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難民キャンプ、一部取り壊しへ

 【パリ賀有勇】英国への密入国を試みる難民や移民が集まる仏北部カレー市郊外の難民キャンプについて、仏政府は一部を取り壊すことを決めた。仏北部リールの行政裁判所が25日、政府計画を認めた。難民らの流入を警戒するベルギーは、一時的に仏国境の入国審査の導入を決めるなどの対応を取っている。

     カレー近郊には、英仏を結ぶドーバー海峡トンネルを使って英国に向かおうとする難民らが集まる。1990年代から自作した小屋や簡易テントで生活するようになった。AFP通信によると、現在は約3700人が生活しており、約1000人が別の難民施設に移される。

     キャンプを巡っては近隣住民との摩擦が起きており、仏政府は半分程度を取り壊す計画を表明。難民支援団体などが、行政裁に取り壊しの延期を申し立てていた。

     隣国のベルギーは24日、フランスから入国しようとしたアフガニスタン人など約80人の入国を認めない措置をとった。

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