相原亮
2016年2月26日22時46分
総務省が26日に公表した2015年国勢調査の速報値で、日本の総人口は1億2711万人となり、前回10年調査より94万7千人(0・7%)減った。1920年の調査開始以来、減少は初めて。前回10年の調査より人口が増加したのは沖縄県や東京都など8都県にとどまり、残り39道府県で減少した。
人口が増加したのは沖縄県(3・0%増)、東京都(2・7%増)、愛知県(1・0%増)、埼玉県(0・9%増)、神奈川県(同)、福岡県(0・6%増)、滋賀県(0・2%増)、千葉県(0・1%増)。沖縄県以外では4大都市圏が占めた。
一方、減少率が大幅だったのは秋田県(5・8%減)、福島県(5・7%減)、青森県(4・7%減)、高知県(同)など東北地方を中心に4大都市圏から離れたところが目立つ。大阪府(0・3%減)は戦後初めて減少に転じた。前回10年より減少が緩やかになったのは岩手、鳥取、島根、広島、長崎の5県だけ。33道府県では減少幅がさらに広がった。(相原亮)
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