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朝鮮通信使の世界記憶遺産登録に向け日韓関係改善を
2月26日 23時20分

江戸時代に朝鮮半島から派遣された外交使節団「朝鮮通信使」を、ユネスコの世界記憶遺産に登録しようと活動している日本と韓国の市民団体などが参加して国際シンポジウムが開かれ、登録に向けた協力を通じて日韓関係の改善にもつなげるべきだという意見が出されました。
シンポジウムは、日本と海外の自治体どうしの交流などを支援している「自治体国際化協会」などが26日、ソウルで開いたもので、両国の自治体関係者などおよそ250人が集まりました。
「朝鮮通信使」は、江戸時代に朝鮮王朝から幕府に派遣された外交使節団で、通信使が往来した日本各地で交流の歴史を残しており、日韓の民間団体が共同でユネスコの世界記憶遺産に登録しようと活動しています。
シンポジウムでは、両国の民間団体の代表や専門家が意見を交わし、韓国の研究者は、「両国にとって共通の文化遺産であり、友好交流の象徴だ」と述べ、世界記憶遺産の価値があると説明しました。また、別の専門家は、「朝鮮通信使は、両国が交流を通じて関係を維持しようとした努力の結果で、今の日韓関係への教訓でもある」と述べ、登録に向けたさまざまなレベルの協力を通じて日韓関係の改善にもつなげるべきだと強調しました。
日韓の民間団体は、両国の外交記録などの史料、およそ330点を申請書にまとめ来月、ユネスコに提出する予定で、来年の登録を目指しています。

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