ニュース詳細
映画の著作権について考えるシンポ2月26日 22時41分
映画の著作権の在り方について考えてもらおうと26日、東京・浅草でシンポジウムが開かれ、参加した映画監督から「監督にも著作権を認めるべきだ」などの意見が出されました。
このシンポジウムは映画の著作権の在り方について考えてもらおうと、映画監督で作る日本映画監督協会が東京・浅草のホテルで開いたものです。日本の映画の著作権は上映の際に許諾を取りやすくするなどの目的から製作者に一本化されることが著作権法で決められていて、実際に映画を作った監督には認められていません。
この日は、これについてパネルディスカッションが行われ、映画監督の梶間俊一さんが、「監督のきょうじとして著作権を持つことが必要だ。そのうえで、音楽のように著作権を管理する専門の組織を作ってはどうか」と提案しました。また、著作権に詳しい福井健策弁護士は、最近は製作委員会が著作者になる映画が多いと指摘したうえで、「製作委員会方式は関係者が多くなりすぎて著作権の一本化という目的が果たせなくなっている。誰が著作権を持つかよりどう管理していくかを議論することが重要だ」と述べました。
シンポジウムを主催した日本映画監督協会の崔洋一理事長は、「映画は映画館だけでなくさまざまな形で利用される時代になっている。今、著作権の在り方を見直すことで映画の質の向上につながればと期待している」と話していました。
この日は、これについてパネルディスカッションが行われ、映画監督の梶間俊一さんが、「監督のきょうじとして著作権を持つことが必要だ。そのうえで、音楽のように著作権を管理する専門の組織を作ってはどうか」と提案しました。また、著作権に詳しい福井健策弁護士は、最近は製作委員会が著作者になる映画が多いと指摘したうえで、「製作委員会方式は関係者が多くなりすぎて著作権の一本化という目的が果たせなくなっている。誰が著作権を持つかよりどう管理していくかを議論することが重要だ」と述べました。
シンポジウムを主催した日本映画監督協会の崔洋一理事長は、「映画は映画館だけでなくさまざまな形で利用される時代になっている。今、著作権の在り方を見直すことで映画の質の向上につながればと期待している」と話していました。