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阪神本線・西灘〜打出間などで、下り最大110Mbpsの“地域BWA”新方式による無線インターネット

 阪急阪神ホールディングス株式会社は、“地域BWA”の新方式を利用した高速無線インターネットサービスを、同社のグループ会社が3月1日に提供開始すると発表した。

 地域BWA(Broadband Wireless Access)は、地域の特性に応じたブロードバンドサービスの提供を目的として、2575〜2595MHzの周波数帯に割り当てられた地域バンドのこと。2014年10月、総務省の制度改正により、従来のWiMAX方式よりも高規格かつ汎用性の高いAXGP方式などが追加されたという。

 兵庫県尼崎市・伊丹市・西宮市、大阪府大阪市北区・福島区のそれぞれ一部エリアでは、株式会社ベイ・コミュニケーションズが「Baycom LTE」を提供。エリア内に42の基地局を設置し、最大通信速度が下り110Mbps/上り10Mbpsのサービスを提供する。料金(税込)は、初期費用が2160円(同社サービスの既存加入者は無料)、月額料金が2980円(端末レンタル料とプロバイダー料を含む)。

「Baycom LTE」のサービスエリア

 阪神ケーブルエンジニアリング株式会社では、阪神本線の西灘・大石・石屋川・御影・魚崎・青木・深江・芦屋・打出の各駅周辺をサービスエリアとして「Hai connect」を提供。今後、順次エリアを拡大していくという。最大通信速度は同じく、下り110Mbps/上り10Mbps。料金(税込)は、初期費用が2160円(開始キャンペーンでは無料)、月額料金が2980円(端末レンタル料とプロバイダー料を含む、開始キャンペーンでは最大2カ月間無料)。

「Hai connect」のサービスエリア

 端末は、据え置き型の「HUAWEI E5180As-22」またはモバイル型の「HUAWEI E5577s-932」から選択可能。

(永沢 茂)