80年代ポップ・カルチャー満載。スピルバーグの新作映画、主人公役の俳優が決定
アタリ! マリオ! パックマン!
スティーブン・スピルバーグが監督することが決まっている映画「レディ・プレイヤー・ワン」(Ready Player One)。アーネスト・クライン原作の同名小説(放題は「ゲームウォーズ」)が原作になっており、アメリカでの劇場公開は2018年の3月とまだかなり先の話なんですが、制作は着実に進んでいるようです。
ヒロインをオリビア・クックが、敵役をベン・メンデルソンが演じることが報じられていましたが、Deadlineによると主役がタイ・シェリダンに決まったとのことです。
「レディ・プレイヤー・ワン」の舞台は2044年。ゲームだけでなく、教育、仕事などあらゆる場面で人々はOASISと呼ばれるバーチャルリアリティ世界につながるようになっています。このOASISの制作者が死ぬ前に「この世界のどこかに隠してある"卵"を最初に見つけたプレイヤーに全ての権利を譲る」と発表したため、世界中のプレイヤーがOASISの中で争って卵を探す...というお話。
面白いのはこのOASISを作った天才科学者は80年代のポップカルチャーに心酔していたので、この仮想空間が壮大な80年代オマージュとなっているところ。80年代というとスピルバーグの超大作がいくつも公開された時代です。作中のスピルバーグ作品のネタがどうスピルバーグ本人によって演出されるかも密かに注目されています。
映画「マッド」(Mud)でブレークしたタイ・シェリダンは今年公開される「X-MEN:アポカリプス」で若いサイクロップスを演じており、これからの活躍が期待される若手俳優。現実世界では臆病だけど、仮想現実では強気な「レディ・プレイヤー・ワン」の主人公Wadeをどう演じてくれるのか楽しみです。
Germain Lussier - Gizmodo io9[原文]
(塚本 紺)
- ゲームウォーズ(上) (SB文庫)
- アーネスト・クライン|SBクリエイティブ
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