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福島 捜索活動で町民への励まし書いた黒板保存へ2月26日 22時05分
東日本大震災からまもなく5年になるのを前に、福島県浪江町の小学校で、自衛隊員や警察官らが捜索活動を行った当時書いた町民への励ましのメッセージが残る黒板が保存されることになり、26日、一時保管するため取り外されました。
原発事故の影響で今も町の全域で避難指示が続く浪江町の請戸小学校には、自衛隊員や警察官などが捜索活動の合間に町民へのメッセージを書いた黒板やホワイトボードがそのまま残されています。メッセージは「復興の日までいつまででも応援に来ます」とか、「頑張れ請戸」といった励ましのことばが多く、これに応えて住民も「必ず戻ってきます」などと書き込んでいます。
浪江町は、震災の記憶を伝えるためこの黒板やホワイトボードを保存することになり、26日、合わせて12枚を取り外しました。町内にある別の小学校の体育館に移して一時保管したうえで、地元住民の意見を聞きながら具体的な保存や公開の方法について検討することにしています。
浪江町の宮口勝美副町長は、「書かれたメッセージを見たときは胸が熱くなりました。今後は、住民と議論しながら対応を考えていきたい」と話していました。
浪江町は、震災の記憶を伝えるためこの黒板やホワイトボードを保存することになり、26日、合わせて12枚を取り外しました。町内にある別の小学校の体育館に移して一時保管したうえで、地元住民の意見を聞きながら具体的な保存や公開の方法について検討することにしています。
浪江町の宮口勝美副町長は、「書かれたメッセージを見たときは胸が熱くなりました。今後は、住民と議論しながら対応を考えていきたい」と話していました。