トップページ国際ニュース一覧米GDP成長率+1%に上方修正
ニュース詳細

米GDP成長率+1%に上方修正
2月26日 23時25分

米GDP成長率+1%に上方修正
k10010423421_201602270011_201602270014.mp4
アメリカの去年10月から12月までのGDP=国内総生産の改定値が発表され、企業の在庫投資が全体を押し上げ、年率に換算した実質の成長率は、速報を0.3ポイント上回る1%ちょうどのプラスに上方修正されました。
アメリカ商務省は26日、最新の情報をもとに去年10月から12月までの第4・四半期のGDPを改定し、年率に換算した実質の伸び率は、前の3か月に比べて1%ちょうどのプラスとなりました。市場は下方修正を予想していましたが先月下旬の速報段階の0.7%のプラスから0.3ポイントの上方修正となりました。
これは企業の在庫投資が、速報時点よりも増加したことが全体を押し上げた主な理由です。項目別に見ると、GDPのおよそ7割を占める個人消費は2%のプラス、住宅投資が8%のプラスでした。
一方で、企業の設備投資は、原油安の打撃を受ける石油業界が落ち込んだため、1.9%減少し、輸出も、海外経済の減速やドル高の影響で2.7%減りました。
アメリカ経済は、去年の終盤に減速したものの先月には個人消費が持ち直し底堅い動きも見られています。ただ、その後の株安や原油安で先行きに不透明感が広がるなか、実体の経済活動に、どれだけの影響が及ぶか市場関係者は注意深く見つめています。

関連ニュース

k10010423421000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ