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電気料金シミュレーションシリーズ、今回は5人家族の50代男性。次のうち、一番安かったのはどこでしょう?
1. J:COM(ジェイコム)
2. ENEOSでんき
3. 東京ガス
4. ソフトバンクでんき
5. 東京電力の新プラン
料金シミュレーションの結果は、一番最後の見出し部分にあります!
- 筆者:50代男性
- 家族構成:5人家族
- 住所:東京都内
- 居住形態:一戸建て
- 電力会社:東京電力
- 電気料金プラン:従量電灯B
- 契約アンペア数:60A
- 使用期間:2015年12月10日~2016年1月11日
- 電気料金:29,749円
- 使用電力量:1009kWh
今回シミュレーションを試してみたのは、
の5つです。セット割を狙って【J:COM(ジェイコム)】でシミュレーション
まず最初に選んだのは「J:COM(ジェイコム)」です。我が家はJ:COMと契約して、ケーブルテレビを楽しんでいます。
電力自由化以降、「セット割」という言葉がはやっているので、そのセット割を狙ってまずJ:COMでシミュレーションをやってみることにします。
J:COMのシミュレータの手順はとてもシンプルでわかりやすい!
J:COMの電気料金シミュレーションではまず住んでいるエリアを選択します。
提供エリアは関東・関西・九州・札幌・仙台のようですね。
次に現在の契約状況を入力します。電気料金の明細が手元にあると便利ですね。
契約状況を入力した後は、1か月の電気料金または電気使用量の入力が求められます。
どちらでもいいみたいですが、ここでは2016年1月の電気使用量を入力することにします。入力する項目は以上です。
J:COM電気のシミュレーションに必要な項目
シミュレーションに必要な項目をおさらいすると
- 居住エリア
- 契約プラン
- 契約アンペア数
- 一か月の電気料金または電気使用量
です。こんなに少ない項目で電気料金を診断してくれるんですね!
気になるシミュレータの結果は○○円ダウン!
簡単な入力が済んだ後に、シミュレーション結果が出ました。
一ヶ月で2000円ダウン!へーっ、意外と下がるもんですね!驚きです。
J:COMでは1か月の電気代の比較と、1年間の電気代の比較を出してくれます。
一年間で16,000円も安くなるとは…今すぐにでも変えたいところですが、企画のためもうちょっと我慢しましょう。
J:COM電力は、やはりテレビ・インターネット・電話とのセット割を売りにしているようです。
すでにJ:COMと契約されている方、新しく契約しようかなと思っている方は電気代が安くなるかもしれませんよ。
J:COMのシミュレーターをやってみた感想としては、入力項目が非常にシンプルだったと思います。お手元に電気料金の明細があれば3分もかからないうちにシミュレーションが終わってしまうのでぜひやってみてください。
J:COM電力のシミュレータまとめ
- シミュレータの入力項目がとてもシンプルでわかりやすい
- 一か月の電気料金の比較と一年間の電気料金の比較が表示される
- テレビ・インターネット・電話とのセット割を売りにしている
現時点での最安値【ENEOSでんき】の実力はやっぱりすごかった
次にシミュレーターを行う電力会社は、ガソリンなど石油・天然ガス事業で有名な「ENEOSでんき」です。
風のうわさによると、ENEOSでんきは現時点で最安値の電気料金を誇るんだとか。シミュレーターに期待が持てますね。
ENEOSでんきのシミュレーター手順はこちら
まず最初に「住居タイプ」「郵便番号」の入力を行います。先ほどのJ:COMと入力する項目が違いますね。
住居タイプは「一戸建て」と「集合住宅」から選びます。郵便番号を入力すると、料金プラン・契約アンペア数・1か月の電気使用量を入力する項目がプルダウン式で現れます。
ここで注意してほしい点は、ENEOSでんきの対象地域が茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の一部(富士川以東)に限られるという点です。また一括受電を行っているマンションや社宅も対象外となります。
ENEOSでんきのシミュレーションに必要な項目
ENEOSでんきのシミュレーションには
- 住居タイプ
- 郵便番号
- 契約プラン
- 契約アンペア数
- 1か月の電気使用量
これらの項目が必要です。多くもなく少なくもないといった印象でしょうか。
さすがは最安値!電気料金が年間〇万円も下がるなんて
さて、入力が終わりました。するとすぐ下に年間いくらお得になるかが出てきました。
なんと年間26,000円も安くなるなんて…さすがは噂通りのことはありますね。
ただしこの料金になるには、いくつか条件が必要で、
ただENEOSでんきに乗り換えるだけでなく、二年間の契約を結ぶことによって安くなった値段のようです。
二年契約といえば携帯料金を思い浮かべますが、電力会社も二年間など契約を縛って料金を安くするという方法で、お客様を離さないという戦略をとっているみたいですね。
二年契約と聞くと、もう一つ思い浮かぶのが「違約金」ですよね。ただ、電力会社の場合二年契約縛りの高額な違約金はNGとされています。
エネオスでんきも、契約期間中に解約する場合1,080円の違約金がかかりますが、それほど高い金額ではないように思います。
他にもENEOSでんきは、早割キャンペーンで2,000円OFFという取り組みも行っています。
価格の安さをどこよりも追求しているENEOSでんき。今後もどんな割引キャンペーンを展開するのか期待です!
ENEOSでんきシミュレータまとめ
- シミュレータの入力数・項目は普通の印象
- 現時点で電気料金は最安値の模様
- より安くするには、二年縛りの契約が必要
- 早割キャンペーンなど、安さをトコトン追及
都市ガス利用者なら電気もまとめて【東京ガス】からでしょ!?
続いてのシミュレーター先は、「東京ガス」です。私の家は都市ガスを使用していることもあって、都市ガスと電気のセット割を狙ってのシミュレーションです。
東京ガスといえば、つい最近に料金プランを見直したということで、とても期待が持てます。
東京ガスのシミュレーターの入力項目がちょっと多い…
それでは、実際にシミュレーションをやってみましょう。
まずは、電気料金プランを選択します。東京ガスの電気の提供範囲は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県(富士川以東)とENEOSでんきと同じです。
次に、「契約アンペア数」「口座振替の有無」「ガスの使用状況」「シミュレーションの仕方」を入力します。ガスの使用状況を入力させる点はさすがはガス会社ですね。
建物と家族人数からもシミュレーションができるという点が、他のシミュレーターと異なる点といえます。今回は他社のシミュレーションと同じになるように使用電力量を入力しました。
まだ入力する項目があるんですね…、他の会社よりもちょっと項目が多い気がします。「よく使う暖房器具のエネルギー」という項目は電気と電気以外(おそらくガス・灯油)のどちらかを選択します。
入力が終わったと思ったら、まだ確認画面が。なるほど、今までの項目は年間電気消費量を推定するための項目だったんですね。
東京ガスのシミュレーションに必要な項目
東京ガスのシミュレーションに必要な項目は
- 契約プラン
- 契約アンペア数
- 口座振替の有無
- ガスの使用状況
- 1か月の電気使用量or12ヶ月分の使用量or建物と家族人数
- もっとも使う暖房機器のエネルギー
です。特にガスの使用状況なんかはさすがガス会社といったところでしょうか。
都市ガス利用者はガス会社とのセット割で大幅割引の可能性が!?
何と驚きの年間約26,000円ダウン!頑張って入力した甲斐がありました。
このシミュレーションで「都市ガスを使用している」と入力すると、ガス・電気セット割が適用されてこの値段にまで安くなるそうです。都市ガスを使用している方は、東京ガス乗り換えの検討の余地があると思いますね!
さらに東京ガスは、ガス・電気・通信のトリプル割も打ち出していたり、クックパッドとの提携によるサービスも打ち出しているので、生活がさらにお安く・便利になるかもしれませんね。
ただ、シミュレーションの入力はほかの企業に比べると少し面倒だった印象…。もう少し簡単になるとうれしいかなと思います。
東京ガスシミュレータまとめ
- シミュレータの入力項目が他社より多くてちょっと面倒
- ガス・電気・通信のトリプル割で勝負
- クックパッドと提携して生活サービスも充実
割引だけじゃない!Tポイントももらえる【ソフトバンクでんき】
さあどんどん行きましょう。続いては、「ソフトバンクでんき」のシミュレーターです。
ソフトバンクといえば大手携帯キャリアの一つですので、携帯電話と電気のセット料金がお得なのではないでしょうか?
いつかは全国供給を狙っているとうかがえるソフトバンクのシミュレーション
ソフトバンクでんきのシミュレーション画面はいたってシンプルです。
この画像に載っている項目を、入力すればすぐ結果が出ます。とても簡単でわかりやすいですよね。
ソフトバンクでんきのシミュレーションの特徴は、東京電力だけでなく他の旧電力も選択できる点と、従量電灯以外の電気料金プランを選択できる点です。
ただ、現時点で電力供給エリアは関東・関西・中部電力のエリアに限定されていること、朝型プランなど時間帯別に料金が異なるプランを利用している方はソフトバンクでんきに乗り換えてもお得にならないことに注意が必要です。
今後供給エリアの拡大や、新プランの誕生によりシミュレーションの幅が広がっていくことが予想されます。
ソフトバンクでんきのシミュレーションに必要な項目
ソフトバンクでんきのシミュレーションに必要なものは
- 契約プラン
- 契約アンペア数
- 一か月の電気料金or電気使用量
- 郵便番号
です。非常にシンプルでわかりやすいですよね。
意外に安くならなかった?ソフトバンクのプレミアムプラン
ソフトバンクでんきのシミュレーションの結果、「プレミアムプラン」を薦められました。
結果は二年間で18,000円の値引き…。一年間では10000円弱ということで今までシミュレーションしてきた会社とは差が開いてしまいました。
ソフトバンクでんきは、電気代が安くなるだけではなくTポイントがたまることでお得になっているようです。
さらには、電気・スマホ・ネットの「おうち割」というサービスもあるのですが、我が家の電気の使用状況では、ソフトバンクでんきに乗り換えはあまりお勧めできないみたいです。
ソフトバンクでんきシミュレータまとめ
- シミュレータの入力画面はいたってシンプル
- 入力項目がいずれは全国拡大・プラン拡張を狙ったものになっている
- 電気料金が安くなるだけでなく、Tポイントが貯まる
- 電気・スマホ・ネットの「おうち割」が魅力
わざわざ乗り換えなくても【東京電力】のままでいいんじゃない?
これまで4月から参入してくる各社でのシミュレーションを行ってきましたが、現在契約中の「東京電力」の料金プランはどうなっているのでしょうか。
参入してくる新電力に対して料金プランの変更は行っているはずなので、東京電力のシミュレーションを行ってみました。
ライフスタイルまで考慮してくれる東京電力のシミュレータ
まず郵便番号と現在契約中の電力会社を入力いたします。
東京電力の電力供給エリアは関東だけでなく、関西・中部まで拡大するため、関西電力・中部電力との電気料金の比較が可能です。
次に現在の電気料金プラン・一か月の電気使用量・家族の人数を入力します。
そしてオール電化か、ガスを使っているかに加えて「ライフスタイル」を入力します。我が家は日中誰も家にいないので、「日中不在が多い」を選択しました。
東京電力のシミュレーションに必要な項目
東京電力の料金プランのシミュレータには
- 郵便番号
- 契約プラン
- 契約アンペア数
- 一か月の電気料金or電気使用量
- 同一世帯に住んでいる人数
- オール電化住宅かどうか
- ライフスタイル
これらの項目の入力が必要です。書き並べてみると少し多いですね..。
今よりお得にはなるけどいまいちパッとしない新プラン
結果は以上のようになりました。二年契約のプレミアムプランで年間4,500円安くなるという結果はいまいちぱっとしませんね。
ただ詳細の部分を見てみると、プレミアムプランに申し込んだ場合12,000ポイントなどの特典とあるので、料金以外の面でのメリットがあるのではないでしょうか。
東京電力はpontaポイントやTポイントとの提携が発表されているので、それらのポイントを活かした戦略をとるだろうと考えられます。
さらに東京電力は、都市ガス・プロパンガスの販売を行うニチガスなど3社のガス会社との提携を発表しています。東京ガスとの全面対決になりそうですね。
東京電力の他社との提携による戦略に、今後も注目したいですね。
東京電力シミュレータまとめ
- シミュレータの入力項目はちょっと多め
- 電気料金の安さは他社に遅れをとっている印象
- pontaポイントやTポイントとの提携を活かした戦略
- ニチガスなどのガス会社と提携して、ガスとのセット割に期待が持てる
5社のシミュレーションの結果は我が家は【○○○○】が最安値に
5社のシミュレーションで出た金額を表にまとめてみました。
会社名 | 最大おトク額(年間) |
---|---|
東京ガス | 26,916円 |
ENEOSでんき | 26,064円 |
J:COM | 16,336円 |
東京電力 | 10,523円相当 |
ソフトバンクでんき | 9,227円相当 |
以上のような表になりました。東京電力やソフトバンクでんきは、電気料金の割引に加えもらえるポイントを計算に加えています。
結果的に我が家では東京ガスやENEOS電気に乗り換えることで、年間26,000円も安くなることがわかりました。
これらの結果はあくまでシミュレーターによる結果であって、実際には携帯のキャリアやネット回線、ガス代などすべての条件を考慮してシミュレーションしなくてはなりません。
ただ簡単な項目を入力するだけの各電力会社のシミュレーションを行うことで、4月からの電気代がどうなるかある程度わかるって便利だと思いませんか?
電気代のことを考えるいい機会にもなると思うので、ぜひ試してみてください!
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