東洋医学の神秘といいましょうか、つぼ(経穴)には思わぬ効果があったりして、長らく鍼灸師をしていても、いまだに驚くことが多々あります。
さて、今回は美容、健康、ダイエットとは違って、心に影響を及ぼすツボの紹介です。
冷静になれるツボ・厄介ごとを回避できるツボ
使うツボは、たった2つ。これは押す順番が大事で、この記事を最後まで読み進めてゆくと、驚きの結果が待っていると期待してください。
1、湧泉(ゆうせん)を人差し指で押す
押す強さは軽くで良いです。人差し指で優しくなでることによって、元気の源の「精気」を充実させることができます。
ちなみに、名前の由来は、生命力が泉のように湧いて出てくる。ということから湧泉と名付きました。
2、齦交(ぎんこう)を同じ人差し指で押す
これは歯茎を押すことになります。上唇をめくって、前歯の上にある歯茎を優しく押しましょう。
いかがでしょうか。手順通りに押すと
ばっちいですよね(汗)
たぶん、普通の状態で笑いながらお勧めしたなら押すことは無いでしょう。
しかし、これがどうにもならない心配事が解決するとか、不治の病が治るという話しだったら、やってしまうのではないでしょうか。
糖尿病治療にトノサマガエルの生食が効く
治療で“カエル生食”続け死亡、怪しい民間療法の犠牲となる人々
友人から伝え聞いた民間療法のひとつである“トノサマガエル食”を実践。2か月ほどトノサマガエルを生で食べ続けた結果、めまいとともにひどい頭痛に悩まされるようになり、不幸にもそのまま亡くなってしまった。そのとき、劉さんの身体は寄生虫だらけになっていたという。
こういうのは誰でもはまってしまう危険性があり、日本でも、1型糖尿病を民間療法で治療をする。という触れ込みで子どもが亡くなる事件があったり、特にズンズン運動は記憶に新しいことでしょう。
ガンや糖尿病が治るというキノコや、腸内細菌を改善する葉っぱ、ストレスや悩み事が消えてスッキリする薬、疲労がポンと飛ぶ風邪薬の副産物。
いつ、このようなものからお誘いがあるかわかりません。
どうにもならない状況で、都合良く素晴らしい話しがあったときは、この2つのツボを人差し指で押してみてください。
目に見えないバイキンがうじゃうじゃ口の中に入ってくるように、うまい話にも、目に見えないバイキンがついている可能性がありますよ。
そんなわけで、厄介ごとに巻き込まれたときや、何か良い話しが舞い込んできたときは、2つのツボを順番に押しながら
変な鍼灸師がブログでバカなこと書いてたな。
って思い出していただければ、冷静になれて妙な話に飛びつくことも減るかもしれません。