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2次交通にIC乗車券導入を検討 北陸新幹線敦賀開業後のアクセス

(2016年2月26日午後5時00分)

 福井県議会は25日、本会議を再開し、辻一憲議員(民主・みらい)ら9人が一般質問した。県は、北陸新幹線敦賀開業後の2次交通のアクセス向上策として、ICカード乗車券で観光地を巡る列車やバスを利用できるシステム導入を検討することを明らかにした。敦賀開業までの行動計画「アクションプログラム」に盛り込む方針。

 中井玲子議員(自民党県政会)が「誘客強化につなげる県の施策は」と質問したのに対し、西川一誠知事は「(新幹線効果を)観光拠点だけでなく県内全域に広めるため、2次交通を充実させる必要がある」と答弁。市町と連携し支援していく考えを強調した。

 アクセス向上の具体例として、山田賢一総合政策部長は新幹線駅と観光地を結ぶシャトル列車や直通バスを挙げた。その上で「観光地を周遊できる域内ICカード乗車券の導入などで、2次交通の乗り継ぎの利便性を高めることが必要」との考えを示した。

 今後は、2018年の福井国体までの導入を求めているJR西日本のICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」や、JR東日本の「Suica(スイカ)」などを使い、県内の列車や路線バスを利用できないか検討していく。

 アクションプログラムは、新幹線や中部縦貫自動車道などの高速交通体系の整備効果を県内全体に波及させるための行動計画で3月末までにまとめる。2次交通の改善策も盛り込むことにしている。

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