みどころ
香取慎吾×本広克行が
テレビ朝日で初タッグ!
原案は萩尾望都(はぎおもと)の名作漫画
『ポーの一族』
永遠の時を生き続ける不老不死の一族…
女性ばかりを狙った連続殺人事件と
彼ら一族の関わりとは?
儚くもミステリアスなサスペンスドラマがこの春、誕生!
香取慎吾がテレビ朝日ドラマ初主演!
少女漫画の名作『ポーの一族』をモチーフに
本広克行監督とのタッグで斬新なサスペンスドラマに挑む
『SmaSTATION!!』のMCを14年間務めるほどテレビ朝日とは縁の深い香取慎吾。しかしこれまで同局のドラマに主演したことはありませんでした。そんな香取が満を持してテレ朝ドラマに初主演!
人気作品『踊る大捜査線』シリーズなどで知られる本広克行監督とのタッグで、歳をとらずに生き続ける不老不死の一族=“バンパネラ”の姿を描きます。
香取が演じるのは、不老不死の肉体を持ち、時代をさまよい続ける“バンパネラ”。一度は自殺を試みるも、真理亜という謎の美少女に命を救われ、その日を境に不老不死として生きてきました。14年前に「20歳になったら迎えに来る」と約束した少女・香織を迎えにやってきたところ、香織は何者かに殺害され…。連続殺人事件の現場に現れたことで、事件を追う刑事に疑惑を抱かれるところから物語は進んでいきます。
時代を超え、永遠に生き続ける“バンパネラ”と連続殺人事件にはどんな関わりがあるのか――世を忍び、孤独に生き続けてきた彼らの苦悩と葛藤、そして彼らが降り立ち共存を試みる現代の世界をミステリアスに、そしてサスペンスフルに紡ぎ上げます。
■香取慎吾×本広克行監督…豪華タッグがついにテレビ朝日で実現!
今作の監督を務めるのは、『踊る大捜査線』シリーズなどで知られる本広克行!
香取と本広監督がタッグを組むのは映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)以来約4年ぶり、ドラマは『蘇える金狼』(1999年日本テレビ)以来17年ぶりとなります。
大ヒット作を世に放ってきた最強タッグがついにテレビ朝日ドラマに見参! 香取の“テレ朝ドラマ初主演”を彩るにふさわしく、超豪華布陣が“不老不死”というミステリアスな世界を、情感たっぷりに描き出していきます。
■ドラマのモチーフは少女漫画界、不朽の名作『ポーの一族』
また、今作のモチーフ(原案)となったのは、少女漫画の名作としても知られ、1976年の連載終了後も多くのファンを虜にし続けている、萩尾望都(はぎお・もと)氏の『ポーの一族』! 萩尾氏が描いた『ポーの一族』の世界観がどのようにドラマとして現代に生まれ変わるのか、原作ファンならずとも注目です!
■不老不死一族の末裔――謎の美少女・真理亜には中条あやみが決定
香取演じる三杉を不老不死の身体にした“バンパネラ”一族の末裔・真理亜。悲しい宿命を背負った美しくも儚い少女を演じるのは、現在CMや映画・ドラマにも活躍の場を広げ、人気急上昇中のモデル・中条あやみ。もちろんテレビ朝日のドラマには初出演となる中条が、初共演となる香取の横でどのようなミステリアスな少女を演じるのか、期待が高まります!
主な登場人物
- 三杉 晃(みすぎ・あきら)………香取慎吾
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連続殺人事件の現場にたびたび姿を見せる謎の男性。
不老不死の肉体を持ち、永遠の時をさまよい続ける“バンパネラ”。もともとは92年前、大正時代に医師として生きていたが、最愛の妻と息子を失い、睡眠薬を飲んで自殺を図ろうとしたところをひとりの少女(=真理亜)に助けられ、以来、不老不死となる。
秘密を抱えたまま、真理亜とともに時代を超えて生き続け、やってきた世界ではごく普通の人間と同じように生活をすることを心がけている。
生まれながらの“バンパネラ”ではなく、人間から変化したため、ときに人間のときのような感情・記憶に支配されることも。その純粋さと誠実な人柄、そして医師だったという過去から、関わった人間を助けてしまうこともあり、望まないながらも世に足跡を残してしまう。
その代わり“バンパネラ”一族が苦手とする太陽の光や聖なるものの拒絶反応も薄く、行動をともにする真理亜を助ける場面も多々ある。 - 真理亜(まりあ)………中条あやみ
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三杉と行動をともにする謎の美少女。不老不死の一族=“バンパネラ”の末裔。
この一族はいわゆる吸血族とは違い、人間の生き血を吸わずとも指先からや口づけすることなどで生気を奪うことができる。一族の中でももっとも濃い血を継承し、永遠とも思える長い時間を生きる宿命を背負う。太陽の光などが苦手という弱点も。
一族に迎えられるには、成人していることが条件であるが、彼女は特別なケースとして、少女の段階で時を止められてしまった。 - 前島康夫(まえじま・やすお) ………段田安則
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古書店の店主。
三杉と真理亜とは旧知の仲。古書店を経営しながら、一族について書かれた文献や資料を集めている。三杉たちの住まいや経歴などを用意し、彼らがこの世界で生きるための準備を整える。 - 熊谷明生(くまがい・あきお)………音尾琢真
佐伯の同僚刑事。ともに連続殺人事件の容疑者を追う。独断で三杉を追おうとする佐伯をたしなめる。
- 内田順平(うちだ・じゅんぺい)………小野武彦
連続殺人事件が起きている地区の管轄所轄警察署長。あまりに頻発する事件に、自身の経歴に傷がつくことを恐れ、容疑者逮捕を急ぐよう佐伯ら刑事を叱咤する。
- 稲村史郎(いなむら・しろう)………益岡徹
民俗学者の老人。『私と三杉晃』という本を出版した稲村一郎の息子で、父親の遺志を受け継ぎ三杉の調査を続けている。
- 佐伯章二(さえき・しょうじ)………萩原聖人
連続絞殺事件を追う刑事。独断専行捜査を行うはみ出し者。
連続殺人事件の現場に頻繁に現れる三杉の正体が気になり、独自に捜査を始める。
あらすじ
都内で、首を絞められた後に頸動脈に穴を開けられ、血が抜かれるという殺人事件が立て続けに二件起きる。刑事の佐伯章二(萩原聖人)らは、シリアルキラーによる連続殺人事件も視野に入れながら捜査を継続する。
その頃、大きなスーツケースを抱えた男・三杉晃(香取慎吾)と謎の美少女・真理亜(中条あやみ)が深夜バスから降り立つ。古書店の店主・前島康夫(段田安則)のもとを訪ね、“香織”という女性を迎えに来たと告げる三杉。前島は、そう話す三杉の姿が鏡に映っていないことを指摘し「気を抜くな」と忠告する。一見普通の人間と何ら変わらない三杉たちだったが、実はふたりには秘密が…。彼らは歳をとらずに生き続ける不老不死、バンパネラの一族だったのだ!
前島の勧めで三杉はかなり古びたマンションの一室を借り、中学校で産休補助の英語教員として勤務し始める。
そして約束の夜、伊東香織(宮下かな子)を迎えに公園に向かった三杉だったが、その途中で自殺を図った女性・相沢陽子(愛原実花)を手当している間に香織が何者かに殺害されてしまう!
血は抜かれていなかったものの、香織も連続殺人事件の被害者であると推測した佐伯は捜査を開始。香織の身辺を探るうちに、彼女が児童養護施設の出身であることがわかる。
そこで当時の様子を聞いた佐伯は、香織の「大人になったら“お兄ちゃん”が迎えに来てくれるの」という言葉が気になり…。さらに、香織の言う“お兄ちゃん”が三杉のことではないかと考えた佐伯は、三杉晃という人間について、そして連続殺人事件との関連について調べ始める。
佐伯が自分たちの身辺を探っていることに勘付いた三杉は、真理亜とともに事件の真犯人を見つけ出すことに…
やがて三杉のことを調べた佐伯は、衝撃的な事実を目の当たりにする…!
コメント
- 三杉晃役・香取慎吾 コメント
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少し前に(映画で)宇宙人の役をやっていましたが、今回は“バンパネラ”ということで、いよいよ人間じゃないことがバレ始めたかな…(笑)
でも久しぶりに本広(克行)監督とご一緒できるので嬉しかったです。久々にお会いして第一声「おー、慎吾。元気?」って声をかけてくれたのですが、最近僕のことを“慎吾”と呼ぶ人も少なくなってきましたので、「あぁ、本当に若い頃から知ってくださっている監督さんなんだな」と感じました。
『ストレンジャー』は不思議な作品なので、監督からは「感情なしで(演じて)」と言われました。感情なく演じるというのは難しい部分もありましたが、撮影しているときに監督が「このドラマ、すごく面白そう!」と言っているのを聞きまして…。撮影中に監督がそんな風に言う作品というのはなかなかないので、なんだか嬉しくなりましたし、僕自身も出来上がりが楽しみでワクワクしています。
中条あやみさんとは初めてお会いしましたが、「生まれて初めて踊ったのが“慎吾ママ”でした」と言われました(笑)「その頃から全然お変わりないですね」と言うので、「バンパネラだからね」と返させていただきましたよ(笑)
テレビ朝日でドラマをやるのも初めてでしたので、撮影が始まって何日か経っても「本当にテレ朝なのかな」とまだ実感がわかず不思議な感じです。
でも、テレ朝でのドラマはとても待ちわびていたこと。それを本広監督と一緒にできるというのは光栄だし、心強いです。本広監督は間違いなく、僕という人間を形成してくれた方のひとりですからね!
- 船津浩一プロデューサー コメント
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香取慎吾さん満を持してのテレビ朝日初主演ドラマをお届けします。香取さんに主演していただくにあたってどんな企画がいいか? どんな役柄が香取さんの魅力を引き出せるか? ドラマや映画、舞台などを拝見していて、周りをも明るくさせる笑顔の狭間に、時折ふっと見せる淋しげな表情…がずっと印象に残っていました。
香取さんにしか出来ない役柄が確実に存在すると思っていました。それもテレビドラマの枠を超えた物語が。『ポーの一族』は萩尾望都氏による、知る人ぞ知る少女漫画の歴史的な名作です。
不老不死“バンパネラ”の一族と、彼らに関わった人々の幾年にもわたる物語。原案として、そのモチーフを使わせていただくことを許可していただいた萩尾先生にはたいへん感謝しております。
監督はエンタテーメントのヒット作を数々生み出してきた本広克行氏。香取さんとの付き合いは長く、今回の作品の演出は本広監督の他には考えられませんでした。ミステリアスなヒロイン・真理亜をいま注目の若手女優・中条あやみさんが演じ、また萩原聖人さんや段田安則さんら実力俳優の皆さんが物語に厚みを加えてくれています。
不老不死であるがために絶対的な孤独と無常を抱えながら生き続ける一族――。演劇界の異才・鈴木勝秀氏によるシナリオは、連続殺人事件の息つく間もないサスペンスな展開と共に「生きていくことの意味とは?」を見る人に問いかけます。かつてないミステリードラマの物語をどうかお楽しみください。
スタッフ
- (原案)
- 萩尾望都 『ポーの一族』(小学館文庫刊)
- (脚本)
- 鈴木勝秀
- (監督)
- 本広克行
- (ゼネラルプロデューサー)
- 横地郁英(テレビ朝日)
- (プロデューサー)
- 船津浩一(テレビ朝日)
- 牧野治康(プロダクションI.G)
- 森谷 雄(アットムービー)
- (制作著作)
- テレビ朝日
- (制作協力)
- プロダクションI.G
- (制作プロダクション)
- アットムービー