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中国の兵器輸出量 5年間で88%増加
2月22日 14時09分

中国の兵器輸出量 5年間で88%増加
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国際的な兵器の取り引きを分析するスウェーデンの研究機関は、過去5年間、中国の兵器の輸出量が88%増加したという報告書をまとめました。
これはスウェーデンの研究機関、ストックホルム国際平和研究所が22日、発表したものです。
それによりますと、去年までの5年間に世界で行われた戦闘機や潜水艦、それにミサイルなどの兵器の取り引きは、2010年までの5年間と比べて14%増えたということです。兵器の輸出量を国別に見ますと、1位は全体の33%を占めるアメリカ、25%のロシアが2位、中国は5.9%で3位となっており、上位3か国で世界全体の6割以上を占めています。
このうち、中国は去年までの5年間の輸出量が、2010年までの5年間と比べて88%増えていて、上位3か国の中で最も高い伸び率となっています。また、中国の輸出先を見ますと、パキスタンが35%、バングラデシュが20%、ミャンマーが16%となっており、報告書では、インドの周辺国への輸出が多いと指摘しています。
一方、兵器の国別の輸入量でも、中国は全体の4.7%を占めて3位と、インド、サウジアラビアに次いで多くなっています。
報告書をまとめたストックホルム国際平和研究所のシーモン・ウェズマン上級研究員は、「中国は軍事力を継続して伸ばしており、その周辺国のインドやベトナム、それに日本も大幅に軍事力を伸ばしている」とコメントしています。

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