タイトルにある「愉悦」という言葉、アニメ「Fate」シリーズで、ギルガメッシュが頻繁に使用しているのですが、自分で使うのは、これが人生で初めてです。
意味は、「心から喜び楽しむ」こと。
何となく、優越感とともに背徳感を含む「喜び」を楽しむ時に使う言葉というイメージがあります。
平日の昼間、世の多くの人は仕事をしている時間に温泉に入ってきたことを、あえて「愉悦」と表現してみました。
特に予定していたわけではありません。
目覚めて
「良い天気だなぁ。最近、寒かったなぁ。温泉でも入りたいなぁ」
と思い立って、行って来たというお話。
ある種の後ろめたさを感じつつ、ちょっとした「やってやった!」感が得られたのです。(こんなちっちゃなことで喜ぶのは、私だけかもしれませんが・・・)
「としまえん 庭の湯」
さて、行ったのは東京都練馬区にある「としまえん 庭の湯」。
都内三大スパのひとつだそうです。
西武線と地下鉄大江戸線の両方の豊島園駅から、徒歩2~3分と、とても便利な場所にあります。
館内には、温泉施設はもちろんのこと、今流行の岩盤欲、水着で入るバーデゾーン、タイ式古式療法やらバリ式エステなどなど、一日中、ゆっくりできる施設が揃っています。
温泉は、
地下1,445mから汲み上げた温泉(含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉)にはナトリウムイオン、カルシウムイオン、鉄イオンなど、海と大地のミネラルが凝縮されています。
だそうで、薄い茶色でした。
自分が気に入ったのは、炭酸泉。
よくある泡風呂ではなく、人工の炭酸水を沸かしたものですが、浸かっていると小さな気泡が身体中を覆いつくしていきます。
そのあとのポカポカ感が、なんとも心地よいのですね。
この温泉の名前の由来となっている?庭です。
有名温泉旅館のそれとは比べようもないですが・・・、「温泉に来た」という気持ちになれますね。
桃の花もキレイに咲いていました。
こんな滝もありました。「白滝竜王神」が奉られています。
ほんの2~3時間ではありましたが、静かな場所で、のんびりゆっくりと温泉を楽しむことが出来ました。
東京都内にある温泉
東京と言うと、あまり温泉のイメージはないのですが、とてもたくさんあるのです。
ここでは、私が行って良かったところを、ご紹介します。
大江戸温泉物語
お台場にある温泉テーマパークです。
温泉はもちろんですが、食事処や縁日やらが充実していますので、のんびり過ごすというよりは、友人たちと一緒にワイワイ騒ぐのに良いと思います。
ラクーア
こちらは、東京ドームに隣接した施設です。
温泉と言うよりは、SPAって感じ。水着持参で大勢で楽しむのに良いでしょう。
「としまえん 庭の湯」、「大江戸温泉物語」、そして、この「ラクーア」が都内三大スパと言われているようですね。
水月ホテル鴎外荘
上野駅から動物園を抜けたほうにあります。
都内第一号に認定された歴史のある天然温泉だそうです。黒っぽいお湯でした。
名前のとおり、敷地内に森鴎外の旧居があります。
こちらで、昼食つきプランと言うのを利用しました。
ちょっとした懐石料理をいただいたのですが、そのレストランが何とも「昭和の匂い」がしているところで・・・。
いや、レストラン自体はとてもキレイでしたし、窓の外には庭と鴎外の旧宅が見られて、良かったのです。
また、料理も美味しかったので、文句は一切ないのです。
ただ単に、昭和の匂いを感じてしまったのですね・・・。
もしかしたら、これこそが「風情」なのかもしれませんが・・・。
美しの湯
杉並区の京王高井戸駅すぐそばにある温泉。
露天風呂もしっかりありますが、全体的に「少し狭いかなぁ」という感じでした。
温泉に浸かりながら本を読んでいる人を複数目撃した場所でもあります。
それだけ、ゆっくり入れる、ということなのでしょう。
お風呂の王様
チェーン展開しているようで、都内のスーパー銭湯のはしりとなる光が丘店はじめ、多々あります。
が、一番のおすすめは、花小金井店。
露天風呂のスペースがとても広く、「王様の湯」という名の源泉や、「絹の湯」という真っ白なお湯(超音波だそうです)が楽しめます。
もちろん、食事処からリラクゼーション施設は完備されています。
平日850円という料金を考えると「庭の湯」よりも、断然、おすすめです。
生涯青春の湯 つるつる温泉
西多摩郡日の出町にある温泉です。
JR武蔵五日市駅から、さらにバスに乗るので、少々不便ではありますが、私は御岳山から日の出山に登った帰りに寄っています。
泉質は、アルカリ性単純温泉で無色透明、その名のとおり、つるつるになります。
山の反対側、JR奥多摩駅近辺にも立ち寄りできる温泉がいくつかあります。
なかでも一番、入りやすいのは「さわらびの湯」ですね。http://sawarabino-yu.jp/
こちらは、いつ行っても登山客で大賑わいです。
行ったことないけど
板橋区にある 前野原温泉「さやの湯処」や、足立区にある大谷田温泉 「明神の湯」、そして、高尾山にある京王高尾山温泉 「極楽湯」が、近いうちに行きたい温泉です。
まとめ
平日の温泉、これは、「仕事を休んで遊びに行くこと」に、より意味があるように思います。
「なかなか、そういう訳にはいかないよ」という方もいらっしゃると思いますが、たまには「心の贅沢」を楽しむのも良いことかと。
それでは、また、次回!