26日の債券市場で、長期金利の指標となる満期まで10年の国債利回りが前日比0.01%低い(価格は高い)年マイナス0.075%と過去最低を記録した。3日連続で最低を更新した。
日銀が26日午前に国債の買い入れを実施し、市場に出回る国債の品不足感が強まった。前日の欧米市場での金利低下も影響した。日銀が16日から始めたマイナス金利政策で長期金利への下押し圧力が強まっている。
市場では「日銀が当座預金の一部に付けているマイナス0.1%が長期金利の下限として意識されている」(国内証券)との指摘が出ている。