新委員に佐野エンブレム選考で応募の勝井氏
2015年10月16日17時24分 スポーツ報知
2020年東京五輪・パラリンピックのシンボルマークとなる新公式エンブレム選考のために設置された「東京2020エンブレム委員会」の第3回会合が16日、都内で開かれ、新たに2人が委員に就任した。宮田亮平委員長によると、前回の会合でデザインに造詣の深いメンバーを入れるべきとの意見が上がったという。そのため、日本グラフィックデザイナー協会の推薦を得て、勝井三雄氏とデザインコンサルタントの中西元男氏の両氏が、この日から会合に参加した。
1964年の東京五輪で、ピクトグラム(絵文字)の制作に携わっていた勝井氏。佐野研二郎氏(43)のデザインが選ばれた前回のエンブレム選考にも応募していたことを明かし「今度は選ぶ側に回ります。年齢を重ねて多少は俯瞰(ふかん)する目を持てるようになったと思うので、よろしくお願いします」と頭を下げた。
また、中西氏は9月に自身のブログで「泥沼化しつつある状況の渦中に決して入り込みたいとは思いません」と記していたが、オファーを受けて委員会への参加を決意。「もう1回、ブログで(参加に至る)経緯を説明をしないといけませんが(笑い)、私の40年の経験がお役に立てばと思います」と意気込んでいた。