少し前に、とある専門的なセミナーに
勉強のために、行かせて頂いたのですが
ぶちゃけ、すごくつまらなかった…
つまらないというか
わからない…
言ってることの
意味が専門的すぎて
全然わからないんですよ…。
わからないもの、
自分の知識が追い付いてないことって
「つまらない」って認識しちゃうんだな、
って思いました。
でも、私以外の、
その場にいた人はその領域のプロばかりで、
セミナーでもめっちゃメモ取ってて、すごく刺さってたんです。
それで、
ああ、誰かにつまらない、
と思われるコンテンツのほうが誰かには
深く刺さるんだな、ってことを思いました。
みんなに受けるものって、
一過性のブームにはなれたりするけど、
息が短くなってしまったりする。
そのバランスをうまく取れる人のほうが
たぶん、長生きできる。
映画とか小説とかの
作品に関しても、
一般受け、大衆売れする作品が必ずしも
マニアに評価されるわけではない。
逆にマニアに評価されているものって
一般からすると
「面白さがよくわからないんだけど…」
ってなるんだと思います。
たまにグルメ好きの会合に行くと、
参加者全員がいきいきと、
ご飯の話をしているのですが、
みんな、極めすぎていて
「これ、ご飯好きってレベルじゃないわ…」
って思います。
どこどこのご飯が美味しい、とかじゃなくて、
話の内容が、産地とかシェフとか、
牛の育て方とか部位別の切り方とか…
相当ご飯好きじゃないと、ついていけないんですよ。
でも、そういうマニア同士でしか
通じない話が出来るのが
その場の価値なんですよね。
月刊はあちゅうとか、
はあちゅう日記は
そういう「誰かに受けよう」って思わない文章、
誰かには「つまらない」って思われそうな文章も
出してみています。
たとえば、私はたまに毒舌を吐きますが、
挑発的な言葉を書くと
表の世界(ツイッターとか)では
「はあちゅうさん…最近何か怖い…」
と絶対に言ってくる人がいます。
でも一方で私のことを
めちゃくちゃ好きで
本も全部買ってくれているような
読者さんは
「そういうのが好きなんだ!
スカっとした!」って褒めてくれたりで。
やっぱみんなに強烈に受けるのは無理だわ、って実感。
深夜番組が
ゴールデンにいった途端に楽しくなくなるのは
一般受けを狙うからというけれど、
ほんと、これからはみんなに好かれるより
ちょっと敵がいても、
変態的に誰かに好かれるものを
作れる人のほうが強いんじゃないかなと。
最近、また自分に対しての
悪口を聞いてしまうことがあったのですが
(この時の悪夢再来クリエイターにとって
さっき私に起こった事件の話を聞いてください - Powered by LINE)
もしかしたら「つまらない」は
その分、局地的に刺さってる、ってことなので、
時には「つまらない」って評価されることも
必要なのかもしれない。
…そんな風に思ったので、めもしておきます。
●半径5メートルの野望にもそんなような話の別バージョンを書いた気が。
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