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財務相 G20で資本規制の在り方など議論が必要2月26日 11時26分
先進国と新興国によるG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が26日から中国・上海で始まるのを前に、麻生副総理兼財務大臣は閣議のあとの記者会見で、G20では資本や金融の規制の在り方などを巡って議論することも必要だという考えを示しました。
日本、アメリカ、中国など主な先進国と新興国によるG20の財務相・中央銀行総裁会議は26日から2日間、中国・上海で開かれます。
会議を前にIMF=国際通貨基金は、各国の政策課題に関する報告を公表し、この中でG20としての新たな協調策が必要になっていると指摘し、成長戦略の実行にとどまらず、追加の財政出動などを通じ、需要を刺激するよう促したほか、原油安の打撃を受ける産油国や資金流出が起きる新興国などを対象にした緊急時の資金支援の新たな枠組みを検討し、備えを強化するよう求めました。
これについて、麻生副総理兼財務大臣は閣議のあとの記者会見で、「G20では中国の過剰な設備の問題などは当然話題になる」と述べて、世界経済のリスク要因となっている中国経済を巡って議論するという見通しを明らかにしました。
そのうえで、麻生副総理は「各国は資本や金融などのルールを厳しくしないよう政策運営をしてきたが、規制と自由化のさじ加減が難しいので、G20などで話し合うことがとても大事だ」と述べ、資本や金融の規制の在り方などについても議論をすることが必要だという考えを示しました。
会議を前にIMF=国際通貨基金は、各国の政策課題に関する報告を公表し、この中でG20としての新たな協調策が必要になっていると指摘し、成長戦略の実行にとどまらず、追加の財政出動などを通じ、需要を刺激するよう促したほか、原油安の打撃を受ける産油国や資金流出が起きる新興国などを対象にした緊急時の資金支援の新たな枠組みを検討し、備えを強化するよう求めました。
これについて、麻生副総理兼財務大臣は閣議のあとの記者会見で、「G20では中国の過剰な設備の問題などは当然話題になる」と述べて、世界経済のリスク要因となっている中国経済を巡って議論するという見通しを明らかにしました。
そのうえで、麻生副総理は「各国は資本や金融などのルールを厳しくしないよう政策運営をしてきたが、規制と自由化のさじ加減が難しいので、G20などで話し合うことがとても大事だ」と述べ、資本や金融の規制の在り方などについても議論をすることが必要だという考えを示しました。