小原篤
2016年2月25日22時57分
マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念する「手塚治虫文化賞」(朝日新聞社主催)の「マンガ大賞」候補7作が決まった。
「マンガ大賞」は昨年刊行された単行本(シリーズ作品も含む)が対象。社外選考委員の投票による上位6作に、専門家や書店など関係者の推薦が最も多かった1作を加えた。候補は次の通り。(敬称略、作品名は50音順)
『orange』高野苺、双葉社=関係者推薦1位▽『ゴールデンカムイ』野田サトル、集英社▽『孤独のグルメ』原作/久住昌之、作画/谷口ジロー、扶桑社▽『ちはやふる』末次由紀、講談社▽『蝶のみちゆき』高浜寛、リイド社▽『鼻紙写楽』一ノ関圭、小学館▽『よつばと!』あずまきよひこ、KADOKAWA。
社外選考委員は、あさのあつこ(作家)、杏(俳優)、里中満智子(マンガ家)、中条省平(学習院大学フランス語圏文化学科教授)、中野晴行(まんが編集者)、南信長(マンガ解説者)、みなもと太郎(漫画家・マンガ研究家)、ヤマダトモコ(マンガ研究者)の各氏。
「マンガ大賞」のほか「新生賞」「短編賞」を選考委員の合議で決める。結果は4月下旬に紙面で発表する予定。(小原篤)
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