福島県のニュース
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高専廃炉人材育成で米社と覚書
東京電力・福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業を、将来担う人材を育成するため、いわき市にある高等専門学校が25日、放射性物質の除去などの技術開発を進めているアメリカの企業と覚書を結びました。
今後、学生が年に数回アメリカを訪れ、廃炉に関連する最先端の技術を学ぶ予定です。
25日行われた締結式では▽いわき市にある福島工業高等専門学校の中村隆行校長とアメリカの企業、「キュリオン社」のジョン・レイモン社長がそれぞれ覚書に署名しました。
「キュリオン社」は、現在汚染水の処理など、廃炉に向けた技術を東京電力に提供しているほか、今は難しいとされている、放射性物質の「トリチウム」を汚染水から除去する技術や、放射性廃棄物をガラスと一緒に溶かして固め保管する技術を研究しています。
覚書では、年に数回、学生がアメリカを訪れ、キュリオン社の研究施設などで廃炉に関連する技術を学ぶことになっていて、来月23日からさっそく5人がアメリカに向かうということです。
中村校長は、「廃炉を担う人材育成だけでなくグローバル化の推進にも大きく貢献できると期待しています」と話しています。
来月、アメリカに行く予定の佐原愛恵さんは「将来に生かせるように技術を学ぶとともに、アメリカの人たちが福島のことをどう思っているのかも聞いてみたいと思っています」と話していました。
02月26日 10時35分