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駐米大使 クリントン氏の円安批判は「事実誤認」
2月26日 10時18分

アメリカ大統領選挙に向けて、民主党から立候補しているクリントン前国務長官が日本が輸出を有利にするため、円安を誘導していると批判したことについて、佐々江駐米大使は「事実誤認だ」と反論し、理解を求めていく考えを示しました。
ことし11月に行われる大統領選挙に向けて与党・民主党から立候補しているヒラリー・クリントン前国務長官は今週、アメリカの地方紙に寄稿し、「中国や日本、それにほかのアジアの国々は通貨の価値を下げることで意図的に商品を安くしてきた」として、日本が輸出を有利にするため、円安を誘導しているなどと批判したうえで、大統領に当選した場合、対抗措置を取る考えを示しました。
これについて、佐々江駐米大使は25日、ワシントンの日本大使館で行った記者会見で、「日本が含まれているのは事実誤認だ。為替レートはいろいろな要素で成り立っており、アメリカの金融当局も日本が為替操作をしているといった認識は持っていないと思う」と述べ、円安誘導は行っていないと反論しました。そのうえで、「勘違いすることはある。必要な機会に正しい理解を持ってもらえるよう努力したい」と述べ、理解を求めていく考えを示しました。

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