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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2016年1月 ◇◆
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北大の田中です。やや遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
札幌は例年にくらべて雪が少なくて快適とまではいきませんが、車の進みもス
ムーズでなによりです。
12月は教室恒例のクリスマス会を開催しました。多くの皆様が集まりました
が、同門会長の北野先生をはじめお越しいただいた先生方、またご支援いただい
た先生方、ありがとうございました。また同門の渡辺環先生(現在PMDAご勤務、
埼玉医大客員教授)も久しぶりに参加されて遅くまでお付き合いいただきました。
10年の業績のまとめの教室だよりは同門の先生方をはじめ全国の病理関係の先
生方、広重力元北大総長や小林博名誉教授など多くの皆様からご評価いただきま
したが、第2病理の先輩が築いた教室の伝統の力と思います。
1つお知らせですが、先日同門で現在東大医学部の間野博行先生の研究室の助教
をしている高阪真路先生が、Tailor Medという会社を立ち上げました。アメリカ
のメモリアル・スローンケッタリングで行われているIMPACTというがんの個別化
治療に関する410遺伝子解析を行うもので、病理医からの説明が受けられるも
のです。
現在アメリカの大きな病院では、がんの分子標的治療の個別化医療が進んでお
り、数百の遺伝子セットの変異解析が臨床現場で用いられて病理医がそれをコン
トロールしています。日本は各地で今その設備を模索しているところで北大病院
でも西原先生を中心に準備が進んでいます。高阪先生はそれに先駆けて、国内の
患者さんがIMPACT解析を受けられるようにしたもので、がん患者さんにとっては
朗報と思います。高阪先生、一人でも多くのがん患者さんが完治できるように頑
張って下さい。興味のある方は下記ホームページを参照してください。
テーラーメッド
皆様方も何かお知らせすることがあれば、配信しますのでお寄せください。
では今年も宜しくお願いします。
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過去のメールマガジン(2015年4月~)
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年12月 ◇◆
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北大腫瘍病理(第2病理)の田中です。今年もあっと言う間に12月となってし
まいましたが、皆様はどのような年だったでしょうか。
先週の土曜日は同門会総会・懇親会があり同門の先生20名ご参加いただき教
室員と合わせて43名の会となりました。北野同門会長のご挨拶、田島邦好名誉
会長の乾杯ではじまり、中村先生には自作の歌をご披露いただきました。藤岡先
生の古希のお祝いも数えで行うところを2年も遅ればせながら行わせていただき
失礼しました。長嶋賞は、基礎研究は松本隆児先生(泌尿器科)、三浪友輔先生
(整形外科)、病理は、斎藤誠先生(愛育病院)がそれぞれ受賞され、長嶋名誉
教授より賞状と賞金が授与されました。
今年で長嶋教授が退官されてから10年経過しましたので、業績をまとめて分
析しました。詳細は教室だよりに掲載しています(同門会で配布、12月8日に
郵送予定)。論文は計218編出版されインパクトファクターは合計約700、
引用回数は約2700回、学会発表は343回、学位取得者23名、専門医取得
者15名、剖検数842件でした。教室のオリジナルの仕事の中で、最もインパ
クトファクターが高い論文を執筆した西原広史先生に長嶋賞の特別賞が授与され
ました。
会員の人事では、同門の塚本哲先生が日本保健医療大学の教授に就任されるこ
とが内定しました。おめでとうございます。同門会の皆様に宜しくお伝えくださ
いとのことでした。
11月は秋の病理学会が東大の安田講堂で行われました。病理学教室の標本室
で偶然同門の伊藤しげみ先生と一緒になりましたが、夏目漱石先生の脳を見学で
きました。日本で初めての進行性多層性白質脳症の脳、クロイツフェルト・ヤコ
ブ病の脳も長嶋和郎東大講師の解説とともに展示されています。
11月18日からはテキサスのサンアントニオでの神経腫瘍学会(SNO)に参加し
ましたが、その間医学部の学生さんと毎週火曜の朝に行っている「おはようロビ
ンス」の勉強会は、札幌厚生病院の市原真先生(通称ヤンデル先生)にご指導い
ただき学生から大好評でした。ありがとうございます。
12月は22日火曜日に教室恒例のクリスマス会を開催します。道内の先生には
ご案内をだしていますが、道外の先生も是非来道する機会がありましたら教室に
お立ち寄りください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年11月 ◇◆
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皆さんこんにちは。北大2病の田中です。北大の銀杏並木のピークも過ぎました
が、今年は見物人に外国人が多かったような印象です。
先月は、探索病理シンポジウムには田島名誉会長、長嶋名誉教授はじめ約70名の
多くの関係する先生方にもお集まりいただき有り難うございました。慶応の佐谷
先生の幹細胞の新しい概念は大変勉強になりました。宝金病院長はじめ臨床の教
授陣も複数ご参加いただき盛会でしたこと御礼、御報告致します。
また先週末には神経病理地方会を開催しました。今回は都留先生が創設されてか
ら48回目でした。一般演題は5題、晩発性の放射線障害、新規の変性疾患の可能
性、診断困難な脳腫瘍などとても重厚なものでした。ご参加いただいた先生方あ
りがとうございました。
研究面では、木村太一先生が滑膜肉腫幹細胞を発見した論文が過日、Oncogene誌
(IF=8.459)にアクセプトされました。松野先生、野島先生から引き継がれる第2
病理の軟部腫瘍研究の成果です。また、森谷技師のラピートを用いた術中迅速細
胞診の論文もBrain Tumor Pathology誌(IF=1.224)にアクセプトとなっています。
教育面では、医学部6年生の臨床講義が6コマありますが、札幌厚生病院の先生方
にはご協力いただきましてありがとうございました。学生もプレゼンテーション
をとても熱心に行っていました。
11月は28日土曜日午後5時から同門会総会・忘年会の予定です。今年も皆様にお
会いできますこと楽しみにしています。どうぞ宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年10月 ◇◆
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こんにちは、北大腫瘍病理(第2病理)田中です。
10月になりました。学問の秋です。
研究:今月は毎週関連学会が開催されます。教室が関係する主なものは今週末は
迅速免疫染色研究会(三重)、来週は日本癌学会(名古屋)、17日は北海道病
理談話会(札幌医大)、24日土曜日には、当教室・探索病理学講座(寄付講
座)が主催する探索病理学シンポジウム(特別講演・慶応大学佐谷秀行教授)、
31日土曜日には神経病理北海道地方会です。また15日からは日本脳外科学会
が北大の宝金先生を会長として札幌であります。教室関連の会も2つありますの
で、ご興味のある先生はどうぞご参加ください。
教育:医学部の3年生、4年生も長い夏休みが終わり来週から講義が始まりま
す。病理関係では、国試前に学習の締めくくりとして臨床病理学(6年生)、臨
床基礎講義(6年生)が数コマずつあります。関係する同門の先生はどうぞよろ
しくお願いします。
病理:剖検に関連してモデル事業が終了して、10月からは院内事故調査制度が
始まります。この点これまで道内で16例経験してきましたので、ご不明な点が
あればご連絡ください。
学会シーズンを乗り切ると11月28日は同門会総会・忘年会が開催されます。
近くなりましたがまたご案内を発送します。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年9月 ◇◆
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第2病理(腫瘍病理)の田中です。
暑い日が多かった北海道の夏も終わり、9月となりましたが、皆様いかがお過ご
しですか。教室の夏休み体制も今週までで来週からは全ての活動が通常に戻ります。
8月は22日に長嶋先生とBillyの共同研究がはじまって40年をお祝いする会が開催
され、総勢50名以上が集まりました。第2病理出身者がお世話なった感染研元所
長の倉田毅先生、京大病理の松田道行先生も来られ、多くの同門の先生方が数々
の思い出を話され楽しい会となりました。ご出席された先生、ご支援いただいた
皆様に御礼申し上げます。
研究・教育:
大学院の入試は年2回ありますが、今回農学部・保健学科出身者が博士1名、修
士2名受験しました。MDの受験は年明けとなります。また、イスタンブールから
の女子医学生のBegumさんが3週間滞在して、迅速免疫染色装置ラピートを用い
た研究をしていきました。社交的な性格の学生さんで楽しかったようです。
病理:
長年関連病院の剖検の受付時間は24時間、365日行っていましたが、深夜の剖検
(0時から6時台)は過去5年間で178件中3件(1.6%)であったため、受付時間は
午前7時から午後11時までと変更させていただきたい旨、各病院にご連絡しまし
た。関係する先生方はどうぞ宜しくお願いします。
専門医養成:
第2病理単独では基幹施設にはなれませんので、北海道大学病理専門医プログラ
ムとして第1病理と病院病理と合同で責任者3名で1つのプログラムを作成する
予定です。各連携施設と各教室の関係は変わることはありませんので引き続きよ
ろしくお願いします。
秋からは学会が続きます。学術の秋、教室からより多くの論文を発表できるよう
に集中していきたいと思います。また、毎年発行している「教室だより」の原稿
を依頼させていただきました。関係する先生方、宜しくお願いします。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年8月 ◇◆
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こんにちは。第2病理の田中です。
今日はお天気も良く北大医学部はオープンキャンパスです。副教務委員長として
責任者をしているのですが、午前、午後と定員が各280名で、医学部は人気で今
日も歯学部まで行列ができていました。先頭の方は朝6時半から並んでいたよう
です。ちなみに、今年の北大医学部の合格社102名を調査したところ、オープン
キャンパス参加者は36人で、今や合格者の3人に1人は来ているものです。
さて、7月は4日に病理夏の学校が札幌であり、現在コミック雑誌の「アフタヌー
ン」誌に連載中の「フラジャイル」の作者が講演され、主人公の病理医の魅力を
読者に伝えていきたいとのことでした。
20日のうみの日には恒例の第30回長嶋杯が開催され、田島名誉会長、北野会長を
含め16名が集まり同門の交流を深めました。今年からは第1回西原杯も創設され
準優勝者に授与されています。
27日には教室旅行が塩谷の海外沿いのミニ宿泊施設を貸し切って行われ、昼は
パークゴルフ、夜はバーベキュー・ゲーム、翌日は観光とゴルフに分かれ総勢27
名が参加し大変盛り上がりました。
8月は22日土曜日に長嶋先生とHALL先生の共同研究開始から40年をお祝いする会
が開催されます。またそこで先生方とお会いできることを楽しみにしています。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年7月 ◇◆
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こんにちは、田中です。
4月から始めた月一回発信するメルマガも第4号となりました。少しずつ先生方
から反響もいただいています。同門の先生方が関係するニュースもホームページ
やメルマガで発信しますのでご希望あればお寄せください。
(人事・活動)6月は同門の宍戸–原先生が東京医大の准教授に就任されました。
おめでとうございます。また5月の連休明けからは、武井英博先生がテキサスか
ら旭川医大の病理診断科の教授として着任されています。先週末には長嶋先生が
33年前に東大ではじめた東京脳腫瘍研究会が教室主催で札幌で開催され、総勢
50名が集まりました。懇親会も長嶋先生を囲んで大盛況でした。参加された皆
様ご苦労様でした。
(教育)医学部3年生対象の病理学の系統講義も6月で無事終了です。多くの同
門の先生に講義に協力いただきました。ありがとうございます。7月は病理学演
習です。約12名を1グループとして剖検症例を十数時間かけて教えます。最後
は学会形式のポスター発表、口頭発表を行わせます。それが終わると学生は3年
前期で基礎医学が終了して、進級できたものは秋から臨床の講義へと進みます。
(今月の行事)7月は20日月曜に「第30回長嶋杯・第1回西原杯」です。8
月は22日土曜日に長嶋先生とビリー先生の共同研究がはじまって40年をお祝
いするミニシンポジウム(講演ホール先生、倉田毅先生)と祝賀会が開催されます。
皆様ふるってご参加ください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年6月 ◇◆
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こんにちは、北大腫瘍病理・第2病理の田中です。
北大キャパスも新緑の季節となり、北大祭も近づいてきました。
(教育・研究)
5月は新学期より始まった医学部3年生の学生講義・実習が展開する時期で、同
門の先生方にも講義などのお手伝いいただいています。ありがとうござ いま
す。また、病理学会で発表した学生がとても病理はおもしろいということで、さ
らに論文を目指して免疫染色を使った胃癌のまとめに頑張っていま す。5月末
には高松で脳腫瘍病理学会があり、湯澤先生は、次世代シークエンサー解析につ
いて、津田先生は新規治療耐性分子同定について、谷野先生 は、新しい迅速免
疫染色装置ラピート(サクラファインテックジャパン)の術中迅速細胞診への応
用について、発表を行いました。
(人の動き)
今月は第2病理の関係者が2人世界に羽ばたきます。特任助教の加藤容崇先生
は、今月からマサチューセッツ総合病院に留学です。リビアからきて昨年 学位
を取得したアイマンも今月末には、カロリンスカ大学の研究室にポスドクとして
赴任します。
6月27日土曜には東京脳腫瘍研究会in札幌が北大で行われますのでお時間のあ
る先生方はどうぞお越しください。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年5月 ◇◆
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こんにちは、田中です。
(病理)まずは、今月の剖検は、学内4件、学外6件ありました。関係者の皆様
ご苦労さまでした。
(新入生)4月は新学期が始まり、今年から北大医学部の学生は3年生の春から
病理学を学びます。同門の先生方も講義にご協力いただきありがとうご ざいま
す。「おはようロビンス」も1986年に長嶋先生が65期生にはじめてから
30年になりますが、今も変わらず火曜日の朝、医学部3年生、4年生、歯学部
3 年生ら15名を超える学生さんが集まって病理の勉強を楽しんでいます。
(受験制度)今年の新入生は97期ですが、受験科目が変わりました。理科が物
理必修で2科目となりました。これまで理科が3科目受験必修科目だっ たため
大きな変更です。それ以前は北海道出身者率は約 35%程度でしたが、3科目
になってからは道内率は58%程度と なっていました。東大、京大受験者は理
科2科目なので、3科目になってからレベルが下がったと言われていました。今
回逆もどりかと思いましたが結果的には 道内率は50%でした。灘高、ラサー
ルなど道外の有名高校出身者が入学してくる中、 道内高校出身者も頑張ったと
いうことかと思います。
(他大学入試)尚、札幌医大は3年前より地域枠が70名を占めており、卒業後
道内勤務が義務づけられています。旭川医大も地域枠が大半を占めます。その
中、北大は地域枠はありません。研修医が残らないという問題もありますが、そ
れを乗り越え全国区で学生を集めて世界を目指すという高い理想です。
(学会報告1)4月11日には日本医学会総会が8年ぶりに京都で開催され、皇
太子殿下のご挨拶、山中伸弥教授が基調講演されるなか、京都大学の松 田教授
とともに座長をさせていただきました。その中で演者の京都大学の病理学の教授
に昨年着任された小川誠司先生(東大の第3内科出身ですが)から次世代シークエ
ンサーを用いてのMDSやglioblastomaのプロファイル分類の発表がありました。
WHO分類にもプロファイル分類が取り入れられはじめ ており、遺伝子分類と 形
態分類の融合の時代のはじまりを感じます。
(学会報告2)4月30日からの名古屋の病理学会では、最先端病理学研究の教
育セミナーとして京都大学の 松田道行教授が講演され、生きた組織でのイメー
ジングを用いての新しい発見の話をされ、最後に長嶋先生と淑子先生 のお墓参
りの写真を出され、篠原、田中、長谷川、太田、西原、望月、大場 、寺井と北
大からの国内留学生の歴史も出され、病理学会員に長嶋門下 の活躍もご紹介い
ただきました。
(研究)教室で作成されたアストロサイトを段階的に癌遺伝子を導入することで
GradeI, II, III, IVに相当する脳腫瘍細胞株を用いて、世界でも北大の先端生
命研究所でしか測定できない種類も含む糖鎖を網羅的に解析した研究成果を発表
しました。大規模 糖鎖プロファイリングの仕事です。将来のバイオマーカー候
補が埋もれているかもしれません。異なる立場の先生がみると、何か新しいこと
が浮き上 がってくるのかもしれません。ご興味のある方、アイディアのある方
がいらっしゃればご連絡ください。
(今後の予定)
①日本脳腫瘍病理学会:5月末に高松であります。
②東京脳腫瘍研究会in札幌:6月27日土曜日の午後には、長嶋先生がおよそ
30年前に東京で創設された東 京脳腫 瘍病理研究会が札幌開催となります。こ
の日は病理の標本交見会、脳外科治療研 究会などと完全に時間が重なっていま
すが参加できる皆様のお越 しをお待ちしています。
③ビ リー先生らのミニ講演会 と懇親会:8月22日土曜日には夕方4時ごろ開
始。ビリー・ホール先生と長嶋先生の collaborationがはじまってから40年。節
目のイベントです。同門の先生方にも広くご案内の予定ですがまずはご一報させ
ていただきます。
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◆◇ 北大第二病理メールマガジン 2015年4月 ◇◆
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こんにちは。田中です。
この春から北大第2病理同門会の皆様、教室関係者、学生さんと教室の結びつき
を深めるために「2病メルマガ」を毎月、月はじめに配信しようと思います。教
室の出来事、人の動き、研究発表など研究・教育・病理に関する情報です。
人の動き:3月には、整形外科から研究に来ていた三浪友輔先生と、泌尿器科の
松本隆児先生が無事に学位をとりました。2人ともCancer Scienceに論文を出
しました。また、技術員の遠藤明子さんが退職しました。2年間お疲れ様でした。
今年度は、新人が5名入りました。まず博士課程2年目(CLARCコース)として、
谷川聖先生が初期研修を終えて入ります。社会人として北海道循環器病院より、
小西崇夫先生が入学しました。また手稲渓仁会病院の大森優子先生は、博士3年
目として再入学です。手稲に引き続き勤務しますので、手稲渓仁会病理科は北大
大学院医学研究科の臨床連携講座になっていただき、篠原敏也先生には北大医学
部の客員准教授に就任いただきました。修士過程には保健学科から岡森優唯さん
が入学しました。臨床からは、安川真一郎先生が耳鼻科から加わっています。
教育:これまで病理学の系統講義は10月から開始でしたが、3年生の4月から
開始と半年早まりました。長年秋の講義に慣れていたので体調を合わせていかな
ければなりません。
研究:月末に病理学会が名古屋であり8題発表予定です。医学部4年生の中島君、
杢さん、志藤さんが日頃の研究の成果を学生ポスターで発表します。
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