アジア > アジアニュース

中国外相、米迎撃システムに懸念 韓国配備巡り

2016/2/26 1:42
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

 【ワシントン=川合智之】中国の王毅外相は25日の米首都ワシントンでの講演で「朝鮮半島は非核化されなければならない」と述べ、北朝鮮の核開発に反対を表明した。「朝鮮半島の究極的な紛争解決策はイラン核合意のような交渉だ」と述べ、核問題に関する6カ国協議を通じた核開発の停止が必要だと主張した。

 王氏は「朝鮮半島の核兵器は全ての当事者に有害だ」と指摘。在韓米軍への戦術核再配備論をけん制するとともに、米韓が協議を始めた在韓米軍への地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)配備に懸念を示し「納得できる説明が必要だ」と強調した。

 南シナ海の領有権争いについては「情勢は安定している」としたうえで「交渉を通じた南シナ海の紛争の平和的解決を模索している」と述べた。

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

電子版トップアジアトップ

関連キーワード

王毅、ワシントン

【PR】

NIKKEI ASIAN REVIEW

Asia300

    [PR]