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ジカ熱 リオ五輪控え帰国者の診断へ態勢強化2月26日 4時29分
リオデジャネイロオリンピックを8月に控え、ジカ熱が流行しているブラジルなどへの旅行者が増えると予想されることから、国立感染症研究所は帰国者が感染していた場合に迅速に診断ができるよう、検査に使う試薬を全国の地方衛生研究所に配布するなど検査態勢の強化を進めています。
WHO=世界保健機関によりますと、ジカ熱の流行は中南米を中心に30以上の国や地域に広がっています。
国立感染症研究所は、リオデジャネイロオリンピックを8月に控え、流行地となっているブラジルなどへの旅行者が今後増えると予想されることから、全国79の地方衛生研究所に対し、今月、遺伝子レベルでウイルスを検査するのに使う試薬を配布し、国内での検査態勢を強化しました。
また、この検査は発熱などの症状が治まったあとはウイルスの検出が難しくなるため、6か月程度までは感染の有無を確認できる別の検査の準備も進めていて、来月には必要な材料を配布できるということです。
一方、10分ほどあれば医療現場で感染の有無が判定できるカナダ製の簡易検査キットについても、アメリカのCDC=疾病対策センターが有効性を確認すれば、国内での配布を検討したいとしています。
国立感染症研究所の高崎智彦室長は「今後国内で新たなジカ熱の感染者が出ても検査できる態勢は十分に整いつつある。しかし、小頭症との関連などまだ分からないこともあるので、流行地に行った人は蚊に刺されないようしっかりと対策をしてほしい」と話しています。
国立感染症研究所は、リオデジャネイロオリンピックを8月に控え、流行地となっているブラジルなどへの旅行者が今後増えると予想されることから、全国79の地方衛生研究所に対し、今月、遺伝子レベルでウイルスを検査するのに使う試薬を配布し、国内での検査態勢を強化しました。
また、この検査は発熱などの症状が治まったあとはウイルスの検出が難しくなるため、6か月程度までは感染の有無を確認できる別の検査の準備も進めていて、来月には必要な材料を配布できるということです。
一方、10分ほどあれば医療現場で感染の有無が判定できるカナダ製の簡易検査キットについても、アメリカのCDC=疾病対策センターが有効性を確認すれば、国内での配布を検討したいとしています。
国立感染症研究所の高崎智彦室長は「今後国内で新たなジカ熱の感染者が出ても検査できる態勢は十分に整いつつある。しかし、小頭症との関連などまだ分からないこともあるので、流行地に行った人は蚊に刺されないようしっかりと対策をしてほしい」と話しています。