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汚染水流入 1号機の一部建物で止まる見通し
2月26日 4時22分

東京電力福島第一原子力発電所で建屋にたまった汚染水への対策を進めた結果、1号機では来月にも一部の建物への汚染水の流入が止まり、対策が大きく前進する見通しとなりました。
福島第一原発では1号機から4号機までの地下に汚染水がたまっていて、このうち1号機から3号機では、溶け落ちた核燃料がある「原子炉建屋」から「タービン建屋」へと汚染水が流れ込んでいます。
このため東京電力は、去年9月から、地下水が建屋に流れ込むのを抑える対策と合わせて汚染水をポンプでくみ上げて水位を徐々に下げた結果、1号機では来月上旬にも、汚染水の水位が2つの建屋を結ぶ水の通路を下回る見通しとなりました。
これによってタービン建屋への汚染水の流れ込みが止まることになり、東京電力は建物の補修をしながら、できるだけ早くタービン建屋内の汚染水を取り除きたいとしています。
タービン建屋から汚染水がなくなれば、管理が必要なのは主に原子炉建屋だけとなり、汚染水対策は大きく前進することになります。
さらに将来的には、2号機と3号機でもタービン建屋への汚染水の流入を止めたうえで、平成32年までに1号機から3号機までの原子炉建屋も含めたすべての汚染水を取り除きたいとしています。

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