4/60
妖精郷トンボちゃん邂逅編~ダイジェスト~
人間からアルヘイムと呼ばれている場所に、大きな森がありました。
森の奥では妖精郷と呼ばれる、それはそれは美しい場所で、妖精達がみんな幸せに暮らしていました。
そんなある日、森の外から恐ろしい魔法使いがやって来ました。
魔法使いの力はその目で見るまでもなく、森中が震えあがるほどでした。
それでも妖精達は郷以外に行くところなどありません。
妖精達はみんなで恐ろしい魔法使いと戦う覚悟をしていました。
もちろん勝ち目などありません。
そんな中、一人の妖精が魔法使いに捕えられてしまったのです。
捕えられた妖精は魔法使いに尋ねました。
「なんでこんなところに来たの?」
すると妖精は彼らの望みを聞くことが出来ました。
「ここに住まわせて欲しいんだ」
魔法使いはその大きな力のせいで、人間の世界に居られなくなったかわいそうな人達でした。
同情した慈悲深い妖精は魔法使いとお供のカエルが妖精郷に住めるように協力してあげることにしたのです。
妖精は女王様に頼みました。
「この人達を住まわせてあげてくれませんか?」
すると妖精の女王様は怯える郷の妖精達の事を考えて、条件を出しました。
「試練をこなせたら、住むことを認めよう」
試練はとても難しいものでした。
しかし魔法使いとカエルと妖精は頑張って試練を乗り越えると、ついに妖精の女王様に認めてもらうことができたのです。
こうして一人の妖精の活躍で、魔法使いとカエルは妖精郷に住むことになりました。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。