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[MWC2016]IoT向けパートナーシップが主役、低電力・長距離の新無線技術に業界が注力
5G(第5世代移動通信)時代はIoT(Internet of Things)が主役となり、コンシューマーではなく幅広い産業分野のプレーヤーが主なビジネスターゲットとなる---。2016年2月22〜25日にスペイン・バルセロナで開催された世界最大のモバイル関連展示会「Mobile World Congress 2016」(MWC 2016)で、そうした姿が浮き彫りとなった。
目立ったのは、IoTや5Gに向けたパートナーシップの動きだ。IoT事業では、1社で全てのソリューションを用意することは難しく、バリューチェーン構築のための提携が欠かせない。スウェーデン・エリクソンのハンス・ヴェストベリ社長兼CEO(最高経営責任者)は、「マーケットは大きな変革期にある。新たな事業を実現するには、かつてないほどに多くのパートナーを必要とする」と語る(写真1)。
MWC 2016ではIoTや5G向けのパートナーシップの発表が相次いだ。エリクソンは同社のブースで、スイスの重電大手であるABBやスウェーデンのトラック製造メーカーであるスカニアなどと共同で進めている5Gのトライアルの様子を紹介(写真2)。さらに昨年11月に戦略提携した米シスコシステムズとの共同ソリューションをアピールするほか、MWC 2016で新たに米アマゾン ウェブ サービス(AWS)との提携も発表した。
中国ファーウェイも同社のブース内で、ドイツテレコムや英ボーダフォンといった通信事業者のほか、トヨタ自動車やアウディといった自動車業界など90以上のパートナーと共同でデモや取り組みを進めていることをアピールしている(写真3)。
日本勢もNTTドコモが韓国KT、韓国SKテレコム、米ベライゾンと共同で5Gの実証実験の共通仕様化を目指す「5G Open Trial Specification Alliance」の立ち上げに合意。デンソーと5Gなどを利用した車両制御システムの研究開発を進めると発表した。
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