「歯はサメのように生え変わらない」というのは人間の大きな欠点であり、なぜ進化の過程で歯の生え変わり能力を獲得しなかったのか。
魚類から両生類あたりの先祖を恨みたくなります。
アウトレイジという映画で「歯の治療中に襲われる」という拷問シーンが映されるほど、私たち人間にとって歯の治療というのは恐ろしいものです。
私が選ぶ歯医者の基準
ソフト拷問ともいえる地獄のような歯医者通いを少しでも痛くないように治療を受けたい。という切実な考えから、私には歯医者を選ぶにあたって明確な基準があります。
- 先生の年齢は35才以上60才程度
- 治療室が明るい(薄暗いのは不安感とか恐怖が増幅される)
- 治療機器が新しい(ブラウン管とかWin2000以下を使う所は行かない)
- 小児歯科もやっていることが望ましい
できれば、歯科医師には複雑なプラモデルを組み立てたものを飾って器用さをアピールしてほしいくらいですが、残念ながらそれはさすがに高望みなのでしょう。
パルンボ井若さん
歯科 院長
解剖学歯学博士
素晴らしい方ですが、私が求めるのは筋肉じゃなくて器用さです(汗)
歯科医師の集中力がある時間はいつなのか
これだけの基準を設けても、先生が疲れていては無意味です。そこで、集中力に関する研究結果を参考にして、予約時間を何時にするのが一番良いのかを考えます。
- 研究者たちは8〜15歳までの子供のテスト結果200万件を調べ、テストが実施された時間を分析した。
- 分析の結果、午前8時以降、1時間ごとにテストの点数が平均約1%下がっていた。1%の低下は10日間の欠席に相当するという。
- 午前中に良い成績を残す理由を、授業やその他の活動で疲れていないからだと研究者たちは考えている。
- 認知的疲労とは、精神的に疲れる作業をしてエネルギーを使い果たした時に、認知力(特に注意力)が減少した状態をいう。
研究では、休憩を取るか取らないかでテストの得点に違いが生じることも明らかになった。20〜30分の休憩を取ると、得点が平均1.7%上昇した。研究グループは、どういった休憩が(軽食を取る、ぼんやりする、新鮮な空気を吸って体を動かすなど)最も効果的なのかを調べる予定だ。
研究からわかる、歯科医師が元気な時間
上記の研究結果から、予約時間は開院直後がベストで、次に良いのが昼休み直後ということになります。
しかし、その日一発目の治療というのは先生の動きが鈍い可能性があります。
ここは、少しくらい先生のパフォーマンスが落ちてでも、作業に慣れてもらえる、2~3人目あたりを指定する方が良いかもしれません。