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 漁協施設から生きたタコ13匹を盗んだとして、福岡県警は25日、住居・職業不詳の大福(おおふく)修二容疑者(60)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 小倉北署によると、大福容疑者は1月30日夕から31日朝の間、北九州市小倉北区の市漁協長浜支所の水産物保管施設に扉のガラスを割って侵入。水槽からマダコ13匹(計約11・8キロ、時価2万3600円相当)をバケツに移して盗んだ疑いがある。

 タコは31日朝、近くの路上に放置されているのを保管施設に預けていた漁師が発見。すぐに水槽に戻し、タコは無事だった。大福容疑者は調べに「知り合いの家に手ぶらで行けないから持っていったが、不在だったので放置した」と話しているという。(宮野拓也)