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 厚生労働省は25日、ブラジルに滞在歴のある神奈川県内の10代男性がジカウイルス感染症(ジカ熱)に感染したことが確認されたと明らかにした。世界保健機関(WHO)が2月1日に緊急事態を宣言して以降、国内で患者が確認されたのは初めて。

 ジカ熱は主に、蚊が感染者からウイルスを含んだ血液を吸い、別の人を刺すことで感染が広がる。8割は症状が出ないとされるが、妊婦が感染すると、先天的に頭の小さい「小頭症」の新生児が生まれる可能性が指摘されている。