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【プロ野球】

重信、開幕スタメン一直線 実戦7試合の打率5割4分5厘

2016年2月25日 紙面から

巨人−中日 7回裏2死、左前打を放つ重信。捕手木下(篠原麻希撮影)

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◇練習試合 巨人6−1中日

 今や由伸新体制の目玉商品だ。赤丸急上昇中のドラフト2位、重信慎之介外野手(22)=早大=が24日、中日との練習試合(那覇)に2番中堅でフル出場。この日も快音を響かせ、紅白戦を含めて22打数12安打の大暴れで外野の定位置取りを猛アピールした。

 練習試合とはいえ、同一リーグ相手に手加減も調整もない。25日の打ち上げを控え、キャンプ総仕上げとなる中日との一戦はガチ勝負。スタメンには現状でのベストメンバーが並び、当然のように重信も名を連ねた。

 まずは50メートル5秒7の快足で竜を揺さぶった。6回に四球を選ぶと、中井の中越え二塁打で一気に生還。「もう少し良いスタートを切れる打球だった」と小さな課題を口にしたが、この足は最大のセールスポイント。7回には実戦で5個目となる二盗も決めた。

 ただ、高橋監督がキャンプ前に「まずは足を生かして」と評価していたように、重信の足は計算通り。想定を超えているのは、好調を持続するバットだ。この日も止まらない。7回に浜田達から左前打。「追い込まれてからうまく逆方向にはじき返すことができた」と自画自賛の一打だ。

 日に日に大きくなる存在感。激戦の外野争いは長野が当確。立岡、亀井が続き、さらには一塁と両にらみの構えのギャレットが左翼に入る可能性もある。代走の切り札・鈴木も健在。そこに出現した新星が重信だ。

 「僕は僕にできることをしっかりやるだけ。塁に出て、かき回すプレーを続けたい。でも、負けたくない」。並み居るライバルとの定位置争い。その輪の真ん中で、堂々と勝負を挑んでいる。 (井上学)

 

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