いじめが原因で全国の警察が昨年摘発した事件は200件(前年比24.5%減)で、検挙・補導した児童・生徒が331人(同27.4%減)だったことが25日、警察庁のまとめで分かった。いずれも2年連続の減少。校内暴力も26.7%減っており、警察庁の担当者は「学校にスクールカウンセラーやソーシャルワーカーが配置されるなど対策の効果が出ているのではないか」としている。

 331人のうち中学生が6割の206人で、小学生が48人、高校生77人だった。事件別では傷害が最多の74件。埼玉県の高校で、同級生の胸を圧迫して気絶させる「失神ゲーム」を行ったとして男子生徒が逮捕されたケースもあった。

 この他、暴行が56件、暴力行為と恐喝が17件だった。裸を携帯電話で撮影し仲間内で回覧するなどの事件も9件あり、22人が検挙・補導された。

 校内暴力事件は967件に減り、1000件を下回るのは11年ぶり。9割近くを占める中学生が343件減ったことが要因だが、小学生は57件から63件に増え、統計を取り始めた2000年以降最多となった。検挙・補導したのは414人減の1131人だった。 

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