はじめに
ミニマリストの間で話題になっている、「私服の制服化」をご存じだろうか。一見、矛盾しているようにも聞こえるが「日常生活で着る服を一種類に統一する」という意味である。今回はそんな「私服の制服化」についてまとめた。
メリット
その①:服の数が少なくなる
着る服を一種類にすることで、服そのものの数を少なくすることが出来る。ミニマリストであるならば、なるべくモノを少なくしておきたいと考えるため、この点は大きなメリットになる。また、ミニマリストでない者でも服の数が減ることで収納に余裕が出来るため、大きなメリットとなる。
その②:着る服を選ぶ手間が省ける
私服の制服化を行うことで、今日はどの服を着ようか、などと悩むことがなくなる。なにしろ、服は一種類しかないのだから。服を選ぶ手間を省くことは、今までそれに使っていた時間や思考を別の有意義なことに使えるということである。かの有名なオバマ大統領やスティーブ・ジョブズ氏も私服の制服化に近いことをしており(オバマ大統領はスーツを2色しか持っていない、ジョブズ氏は黒のタートルネックにジーンズとスニーカーで常に公の場に出てきていた)、これは服を選ぶという雑務に時間を割きたくなかったのではないか、と考えられる。
その③:沢山の服を買うためのお金が浮く
服を一種類しか持っていないために、沢山の種類の服を買っていた分のお金が浮くことが考えられる。必要のない服を買わないことで、お金を別の有意義なことに使える。
デメリット
その①:世間体が悪い
残念ながら、この世の中にはいつも同じ服を着ている人を見て、不潔、貧乏などのイメージを抱く人が一定数いる。知人なら私服の制服化というものがあることを説明できるかもしれないが、そうでない場合は難しいだろう。また、人にどう思われようと気にしない、という考えの人でも、あなたの家族、子供、友人などが心無い風評以外に合う可能性もある。もし、私服の制服化を行う場合は、親しい間柄の者と一度話をしておいたほうがいいと考えられる。
その②:服が傷みやすい
同じ服を着続けることによって、服の劣化が早くなると考えられる。しかし、この点については同じ服を何種類か用意するなどの改善案が考えられる。
まとめ
基本的に、多くの人は他人の服装にさほど興味はない、と僕は思う。僕は昨日、友人が来ていた服がどんな色だったか思い出せないし、2日前、3日前など覚えているはずもない。そんな中で、自分の着たい服をずっと着て気楽に過ごすことが出来るのであれば、私服の制服化は十分に価値があると言える。僕自身も、まだ完全ではないが少しずつ服の種類を減らしており、最終的には1種類にしたいと考えている。自分にとって最もいい選択を見つけていきたい。