IE でhttpsのサイトがなかなか開かない
Internet Explorer を使っています。最近、Twitter や Facebook といったサインインをするようなサイトにアクセスすると「このページは表示できません」となることが多くなりました。何度か更新すると入れるのですが、いったい何が起きているのでしょう?
それは、こういう感じかと思います。
2014年10月14日にGoogleのセキュリティチームから、Secure Sockets Layer(SSL) 3.0に深刻なセキュリティ脆弱性があることが公開されました。
Google Online Security Blog: This POODLE bites: exploiting the SSL 3.0 fallback
これに対応するため、多くのサインインしてから利用する Web サイトで SSL 3.0 が無効化されました。このため、非常に多くの方が、「サイトにアクセスできない!」となった模様です。
2014年10月現在、これに対応する更新プログラムは、まだ配信されていません。何度か、F5キーを押して、更新すると接続できる場合もあるのですが、とても面倒です。そこで、次のようにして設定を変更してみてください。
- Internet Explorer の「ツール」(歯車マーク)から「インターネット オプション」選択します。
- 「詳細設定」タブを開きます。
- 「セキュリティ」カテゴリで、「SSL 3.0 を使用する」チェック ボックスをオフにします。
- 「TLS 1.0 を使用する」と「TLS 1.1 の使用」、そして「TLS 1.2 の使用」にチェックがついているかどうか確認します。(使用可能な場合)。
- 「OK」ボタンを押します。
- Internet Explorer を終了し、再起動します。
※パソコンを再起動させた方がいいタイプもあります。
参考:グーグルのセキュリティチーム、SSL 3.0の脆弱性「POODLE」を説明 - CNET Japan
SSL 3.0 の脆弱性対策について(CVE-2014-3566):IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
ただし、SSL 3.0 が無効化されていないサイトでは、「SSL 3.0 を使用する」にチェックがついていないとアクセスできません。 どうぞ、ご留意ください。
2014年10月30日 追記:
Microsoft では、この数ヶ月の間に Internet Explorer で SSL 3.0 を既定の構成で無効にする措置を取るとのことです。
参考:[回避策まとめ] セキュリティ アドバイザリ 3009008「SSL 3.0 の脆弱性により、情報漏えいが起こる」を公開 その2 - 日本のセキュリティチーム - Site Home - TechNet Blogs
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