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米大統領 “シリア停戦実現し政権移行”を期待
2月25日 11時24分

米大統領 “シリア停戦実現し政権移行”を期待
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内戦が続くシリア情勢を巡って、アメリカのオバマ大統領はヨルダンのアブドラ国王と会談し、停戦が実現し政権移行につながることに期待を示しました。
内戦が続くシリアでは、アメリカとロシアが呼びかけた今月27日からの停戦受け入れを前に、アサド政権と反政府勢力の双方が支配地域を広げるため攻勢を強めているものとみられます。
こうしたなか、アメリカのオバマ大統領は24日、ホワイトハウスでシリアの隣国ヨルダンのアブドラ国王と会談しました。会談のあとオバマ大統領は記者団に対し、「シリアの状況は厳しい」と述べ、停戦が実現するかどうか注意深く見守る姿勢を示しました。
一方で、「今後、暴力が減少すれば、長期的な停戦を実現する土台ができ、最終的に内戦を終結させるために必要な政権移行を進めることができる」と述べ、停戦が実現し、政権移行につながることに期待を示しました。
さらに、停戦が実現すれば、シリアの反政府勢力に対して空爆を行っているとされるロシアも含め、国際社会全体が過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いに集中できると強調しました。
これに対し、アブドラ国王は「アメリカとロシアの呼びかけが、シリアの状況を正しい方向に動かすと期待している」と述べました。

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