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少年の摘発402人 昨年、関与最多

 警察庁は25日、昨年1年間に振り込め詐欺に関与したとして摘発した14歳以上の少年が、前年比84人(26.4%)増の402人(暫定値)に上ったと発表した。振り込め詐欺の少年の統計を始めた2009年以降、毎年増え続けている。

     一方、刑法犯で摘発された少年は12年連続で減り、統計の残る1949年以降、初めて4万人を割る3万8921人(確定値)だった。

     詐欺で摘発されたのは802人で、半数近くが振り込め詐欺に関与したことになる。役割別では現金受け取り役の「受け子」が305人で全体の75.9%を占めた。見張り役を含めると8割を超える。

     年齢別では18歳の133人が最多で、19歳が107人、17歳が94人と続いた。職業別では無職が218人、有職者83人で、高校生が75人、大学生12人などだった。

     いじめが絡む事件(仕返しを含む)は前年から65件減り200件。摘発、補導したのは331人(125人減)で、内訳は中学生が206人、高校生77人、小学生が48人だった。

     刑法犯全体の6割を占める窃盗犯は、2万3015人(18.5%減)。万引きや自転車、オートバイ盗などが減ったのが大きな要因で、全体を押し下げた。(共同)

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