投稿日:2016年2月25日
こんにちは、とよしです。
スタートアップやベンチャーにないものといえばお金と人です。特にお金はなければ会社は続けていけませんのでとても大事です。
弊社も創業時はオフィス代が惜しくて知り合いのガレージにデスクを借りてやっていました。オフィスがボロボロで恥ずかしくても事業の成功のためなら1円だって無駄にしたくないと思っていました。
しかし、そんなケチな我々でも健康のためにミネラルウォーターのウォーターサーバーにはお金を払っていました。健康の方が大事だからです。
このようにスタートアップやベンチャーでもお金をかけているところにはお金をかけているものです。では一体何にお金を払っているのか。気になりませんか?
今回は弊社、クラウド請求管理サービスを運営するMisocaの例でご紹介しましょう!
Misocaではメールでのお問い合わせ対応にサイボウズの『メールワイズ』というサービスを使っています。複数人でメール対応をするのに便利です。
はてなブログの利用料です。Misocaのエンジニアブログをやっているので使用しています。はてなブログを選んだのは、はてなのサービスが好きな人が多いからです。実際複数人で使えるシンプルなブログサービスは他にあまりないと思います。
・Misoca開発ブログ
・はてなブログ | シンプルでモダンなブログライフを無料で。
クラウドの名刺管理サービスです。もらった名刺はここに全部郵送して入力代行してもらってWebやiPhoneアプリで見るという使い方をしています。一斉メールもできたりします。
イベントなどで「会社名はわかるけど名前がわかない」という人に会った時にiPhoneで探せる事に本当に助けられます。無料のEightも自分でスキャンするのが面倒でない人にはいいサービスですね。
社内の日報やドキュメントの管理に使っています。Google DriveやQiita:Teamなども良いサービスですが、文書を階層化して管理したい時にesa.ioは使い易いです。
・esa.io – Expertise Sharing Archives for motivated teams.
オンラインでFAXを送れるサービスです。PDFやWord文書をアップロードしたり、指定のメールアドレスに送るだけでFAXしてくれます。たまにFAXを送る必要がある時に一度印刷する必要がないので便利です。
・InterFAXサービスTOPページ|メールやWeb APIでFAX送受信できるインターネットFAXサービスです
求人サービスです。月3万円程度で、サイトの知名度を考えると非常に安いサービスです。ソーシャルに強いメンバーが多いこともあり、このサービスで何人も優秀な人を採用できました。
・Wantedly(ウォンテッドリー)はたらくを面白くするビジネスSNS
ストックフォトサイトです。無料の素材を探したりする時間はもったいないので契約しています。月数百円ですのでとてもお得に感じます。PIXTAなども有名で高品質な画像を提供しています。
メール配信サービスです。ウィークリーメールを始め、Misocaからのメール配信は全てこのサービス経由で送られています。メールが確実に送られることはもちろん、A/Bテストや開封率、クリック率の計測などの便利な機能があります。
数千通までは無料で使えます。登録した頃は「数万通なんて送らないから永久無料だ」と思っていたんですけどね。嬉しいことにお金を払って使うことになりました。
・Marketing & Transactional Email Service | SendGrid
Misoca本体はHerokuで動いていないのですが、軽めの周辺サービスなどを運用コストをかけずにやりたい時に使っています。
・Heroku | Cloud Application Platform
社内のコミュニケーションで使っています。以前はChatworkを使っていましたが外部サービスとの連携やbotなどによる拡張性の高さから移行しました。
様々な通知を受け取ったり、お客様の意見がダイレクトに届くようにしたり、コマンドからサーバの操作をできるようにしたりとフル活用をしています。
リモートでも使えて壁から落ちない付箋の代わりに使っています。プロジェクトの進行やKPTによるふりかえり、個人のToDo管理などに使っています。
以前はRedmine, PivotalTrackerなども使っていましたが、自由度の高さからTrelloに落ち着いています。
社内は基本的にMicrosoft Officeを使わないのですが、外部とのやりとりでどうしても必要な時があるので必要な人だけ契約しています。
OfficeというとExcelだけでも数万円かかるイメージでしたが、今は月数百円でクラウド版もオフライン版もフルに使えるのでお得感があります。
・一般法人向け Office 365 – クラウド機能を備えたビジネス向け製品の紹介
月額約五千円でアドビ製品が使い放題になるサービス。フォトショップやイラストレーターを使うことがたまにあるので契約しています。具体的には私が名刺を作る時に使うことが一番多いです。デザインを外注していることが多いので、逆に言うとそれぐらいの頻度でしか使いません。
・クリエイター向けソフトとサービス | Adobe Creative Cloud
全員が契約しています。メール、カレンダー、Google Drive、ハングアウトなどを主に使っています。なくてはならないツールです。
・Google Apps for Work – Google のクラウド型グループウェア
A/Bテストを専門知識なしにできるサービス。例えばボタンの色は赤がいいか、青がいいかといったテストを専用ツールや、統計の知識なしにできてしまいます。これを活用していないのは悪です。
・Optimizely:A/B テストとパーソナライズのプラットフォーム
WikipediaではBusiness Analytics Serviceと紹介されています。超高機能なアクセス解析ツールのようなものです。コホート分析や、人単位でのトラッキングなどが簡単にできます。
ソースコードの管理、コードレビュー等に使っています。
Misocaのマニュアルのホスティングに使っています。マニュアル作成ツールが高機能で使い易いです。簡単な編集ツールがついているので特別なソフトがなくても誰でもマニュアルが作れます。
南アルプスの天然水のウォーターサーバーです。水があることによりコンビニに行く回数が減りました。お湯もすぐに出ます。
いかがでしたでしょうか。
ベンチャーの1日は大企業の10日以上に価値を出さなければなりません。そんな状況で5,000円や10,000円をケチって、誰かの1日を潰してしまうようでは本末転倒です。
自分たちが本当にすべきことは何かを考えて、良いサービスはどんどん使っていきましょう。
株式会社Misoca
代表取締役 豊吉 隆一郎(とよし りゅういちろう)
世の中を仕組みでシンプルにしたいという想いで、複数のWebサービスの開発や売却の実績を積む。さらなる飛躍を目指し2011年6月に株式会社Misoca(旧名スタンドファーム株式会社)を設立。
【事業概要】
6万事業者が登録し、毎月70億円の請求書が作成されるクラウド型の請求管理サービス「Misoca」を運営。 郵送まで自動化し、従来手書きやExcelで行われていた請求業務を大幅に効率化する。決済機能や売掛保証なども提供し、請求だけでなく取引全体がクラウドで完結する未来を「Misoca」で実現する。