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ジカ熱と小頭症の関連解明でブラジルの協力求める2月25日 11時24分
WHO=世界保健機関のチャン事務局長は、ジカ熱の感染が拡大しているブラジルの医療機関を視察し、ジカ熱と「小頭症」の関連を解明するため、ブラジル政府の一層の協力を求めました。
チャン事務局長は、ジカ熱の感染が拡大しているブラジルの現状を視察するため、23日から2日間の日程で現地を訪れていて、24日はジカ熱との関連が指摘されている先天的に頭部が小さい「小頭症」の新生児やその母親への支援を行っている、北東部のペルナンブーコ州の公的医療機関を訪れました。
そして、集まった医師や看護師およそ60人を前に講演し、この医療機関が去年9月に例年よりも多くの「小頭症」の新生児が生まれていることに気付いたことが州政府や国の初動を早めたとして、医師どうしの情報共有がもたらした成果だと高く評価しました。
そのうえで、「ジカ熱と小頭症との関係は、ブラジルをはじめほかの国の研究によって、日に日に強まってきている」と述べ、ブラジル政府や研究機関の一層の協力を求めました。
また、チャン事務局長は講演の途中、みずからジャケットを脱ぎルセフ大統領から贈られた「ジカ・ゼロ」と書かれたTシャツ姿を披露し、ブラジルとの連帯をアピールする一幕もありました。
そして、集まった医師や看護師およそ60人を前に講演し、この医療機関が去年9月に例年よりも多くの「小頭症」の新生児が生まれていることに気付いたことが州政府や国の初動を早めたとして、医師どうしの情報共有がもたらした成果だと高く評価しました。
そのうえで、「ジカ熱と小頭症との関係は、ブラジルをはじめほかの国の研究によって、日に日に強まってきている」と述べ、ブラジル政府や研究機関の一層の協力を求めました。
また、チャン事務局長は講演の途中、みずからジャケットを脱ぎルセフ大統領から贈られた「ジカ・ゼロ」と書かれたTシャツ姿を披露し、ブラジルとの連帯をアピールする一幕もありました。