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ハンガリー 難民の受け入れ分担巡り国民投票へ
2月25日 7時23分

難民の受け入れをEU=ヨーロッパ連合の加盟国で分担することに反発するハンガリーは、その是非を問うために国民投票を行う方針を示し、EUに対して圧力を強めるねらいなどがあるものとみられます。
ハンガリーのオルバン首相は24日、首都ブダペストで記者会見を行い、EU=ヨーロッパ連合が各国に難民の受け入れの分担を求めることの是非を問う国民投票を行う方針を示しました。
具体的な時期については言及しませんでしたが、国民投票を行う理由について、「国民の意見に応えたものだ。人々の支持がないままに受け入れを求めることは権力の乱用だ」と説明しています。
オルバン首相は、受け入れの分担に一貫して反対してきたほか、難民たちの流入を防ごうと、隣国のセルビアやクロアチアとの国境にフェンスを設置するなど厳しい姿勢で取り組んだことが多くの国民から評価されています。
このため、国民投票を通して、受け入れの分担への反対に支持を集めることで、EUへの圧力を強めるだけでなく、国内での求心力を高めるねらいもあるものとみられます。
国境管理を強化したことで、一時、ハンガリーにはほとんど難民や移民が来なくなりましたが、周辺国が対応を厳格化させるなか、ここ最近は連日、100人以上がフェンスを壊すなどして、ハンガリーに入ってきていて、警察が対応に追われています。

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