バイトマン独連銀総裁:ECBの新措置、逆効果であってはならない
2016/02/25 01:22 JST
(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、バイトマン・ドイツ連邦銀行(中銀)総裁は24日、新たな景気刺激策の導入について、逆効果になり政策の経済への浸透を阻害する措置にならないよう留意する必要があるとの考えを示した。
同総裁はブルームバーグとのテレビインタビューで「重要なのはわれわれが逆効果を生み出さないことだ。政策が例えば銀行の安定に対してわれわれが望むのと逆の結果をもたらすなら、そもそもその政策を採用することは賢明ではないだろう」と語った。
インフレ見通し悪化の中でECBは3月9、10日の政策委員会で現行政策の見直し作業を行う。バイトマン総裁は「現在の物価動向が金融政策についての徹底的な議論を必要とすることは明らかだ」としながらも、次に採用する手段について協議する前に追加措置が必要かどうかを熟慮するべきだと論じた。
「そのために重要なのは中期的なインフレ見通しの分析と、それが当中銀の物価安定の定義と相いれるかどうかだ」とした上で、「強力かつ効果的であることが確実なように措置を設計しなければならない」と語った。
原題:Weidmann Says Any New ECB Measures Mustn’t Be Counterproductive(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net;ベルリン Hans Nichols hnichols2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net
更新日時: 2016/02/25 01:22 JST