先週末の回顧(月〜火曜更新)

毎日王冠(G2・東京芝1800)回顧

09:35.8-35.9-33.6=1'45"3
 4カンパニー6-5-5、6ウオッカ1-1-1、3ハイアーゲーム9-8-8 
10:35.5-35.4-35.5=1'46"4稍
 4アリゼオ6-6-6、3エイシンアポロン3-4-3、1ネヴァブション9-8-8 
11:36.1-37.0-33.6=1'46"7
 8ダークシャドウ9-9-9、7リアルインパクト3-3-3、10ミッキードリーム6-7-7
12:34.5-35.1-35.4=1'45"0
 1着(4)カレンブラックヒル2-3-3(34.3)56
 2着(7)ジャスタウェイ10-8-9(33.0/0.0)54
 3着(8)タッチミーノット5-8-9(33.1/0.1)56
13:35.5-37.9-33.3=1'46"7
 1着(6)エイシンフラッシュ4-4-4(32.8)58
 2着(10)ジャスタウェイ5-5-5(32.7/0.1)56
 3着(7)クラレント1-1-1(33.4/0.1)56
14:35.4-35.5-34.3=1'45"2
 1着(2)エアソミュール6-9-8(33.3)56
 2着(6)サンレイレーザー1-1-1(34.3/0.0)56
 3着(8)スピルバーグ11-11-10(33.2/0.1)56
15:35.9-35.7-34.0=1'45"6
 1着△(13)エイシンヒカリ1-1-1(34.6)56
 2着◎(4)ディサイファ5-5-5(33.6/0.2)57
 3着…(6)イスラボニータ4-5-5(33.7/0.2)57
 4着…(9)ダノンシャーク5-7-7(33.6/0.3)58
 5着…(8)トーセンスターダム8-9-9(33.4/0.4)56
 6着△(7)アンビシャス13-13-12(33.0/0.5)54
 7着○(11)ステファノス10-10-11(33.2/0.5)56
 8着▲(3)クラレント10-10-10(33.6/0.7)56
 
今年は11年や13年のような明確なスローではないですが、テン・中盤ともに35.5前半以内が並んだ10・12・14年と比べると、少しだけ緩めの流れ。結果的に09年のウオッカが刻んだのとほぼ同じようなラップで、「ウオッカでも逃げ切れなかった流れで押し切った」と評価して完勝のエイシンヒカリの評価を上げるべきか、或いはここを33.0の上がりで差し切ったカンパニーが09年の天皇賞秋・マイルCSと連勝したことから「上がり33秒台で東京・京都外回り向きの末脚を見せた」として差し馬勢の巻き返しを今後狙うべきか、判断はなかなか微妙です。
過去の同レースでは急流でマイラーの台頭がたびたび起こっており、実は超スローの11・13年の方が中長距離専用馬が浮上する傾向があるので、今年はその中間ということで適性での出し入れが難しく、他のレースと合わせて評価を積み重ねていくしかなさそうです。そのなかでひとつ考えられるのは、上記のなかで2度ある3歳馬によるワンツー(10・12年)が「上がりが35秒掛かる厳しい流れ」だったことからは、上がりがこれより速かった今年は3歳馬の斤量利がさほど大きくなかった、という仮定。そういう意味で、最速上がりで0.5差まで伸びた3歳馬アンビシャスは6着とはいえ悲観することはなく、この秋のうちに巻き返す可能性はあると言えそうです。

【告知】
今秋も一部の方のご要望に応えまして、「半笑いの予想」 から「秋のG1予想パック」をリリースさせて頂きました。近年レギュラー予想ではマイナスですが、勝手ながら分析自体には自負と自信がありますので、しっかり頑張ります。

予想提供レース:秋華賞・菊花賞・天皇賞秋・エリザベス女王杯・マイルCS・ジャパンC・チャンピオンズC・阪神JF・朝日杯FS・有馬記念

詳しくはこちら→ http://hanwarai.net/g1.php

スプリンターズS(G1・中山芝1200)回顧

10:33.3-34.1=1'07"4
 1着(7)ウルトラファンタジー2-1(33.3-34.1=1'07 "4)
 2位入線(2)ダッシャーゴーゴー10-6(33.9-33.5=1'07 "4)55
 2着(14)キンシャサノキセキ9-6(33.7-33.9=1'07 "6)57 
 3着(3)サンカルロ15-12(34.1-33.6=1'07 "7)57
11:33.0-34.4=1'07"4
 1着(10)カレンチャン6-6(33.6-33.8=1'07 "4)55
 2着(3)パドトロワ2-1(33.1-34.6=1'07 "7)57
 3着(14)エーシンヴァーゴウ4-3(33.4-34.3=1'07"7)55
12:32.7-34.0=1'06"7
 1着(16)ロードカナロア8-9(33.3-33.4=1'06 "7)57
 2着(14)カレンチャン5-5(33.1-33.7=1'06 "8)55
 3着(3)ドリームバレンチノ8-9(33.4-33.5=1'06"8)57
13:32.9-34.3=1'07"2
 1着(10)ロードカナロア7-5(33.4-33.8=1'07 "2)57
 2着(7)ハクサンムーン1-1(32.9-34.4=1'07 "3)57
 3着(5)マヤノリュウジン5-5(33.3-34.0=1'07 "3)57
※14年は新潟施行につき割愛 
15:34.1-34.0=1’08”1
 1着×(2)ストレイトガール8-9(35.0-33.1=1’08”1)55
 2着…(4)サクラゴスペル5-6(34.8-33.4=1’08”2)57
 3着×(6)ウキヨノカゼ13-12(34.5-32.8-1’08”3)57
 4着△(13)ミッキーアイル2-3(34.5-33.8=1’08”3)57
 5着▲(12)ウリウリ11-9(35.2-33.1=1’08”3)55
とうとう、スプリンターズSで「テンより速いレースラップ」が出現。同レースがG1になってから24回目、過去23回の平均は「テンより上がりが2.0秒掛かる」前傾ラップで、これまでもっとも”緩流”だった2008年・10年でも「0.8秒」掛かっておりそれ以外の21回は「1.3秒」以上の”前傾”ラップだったのですから、「マイナス0.1秒」という今年のレースがいかに異例だったかよく分かります。
絶対的な数値でも、過去23回でテンが34秒掛かったことは皆無で不良馬場の2回(04・07年)でも「33.1」。今回は騎手の感覚からもかなりのスローだったのではと思われますが…戸崎騎手は勝利騎手インタビューで「(ハナ争いが)なんとなく速くなるイメージはありましたんで、その後についていこうかなという感じでした」と実際ハイペースだったようにも受け取れるコメントを語っていたので、このあたりの感覚には個人差があるのかもしれません。
テンでアクティブミノルがハナを切りかけたところで、内からハクサンムーンが押して行って先頭を奪い、それならばとアクティブミノルは抑えてがっちり溜める方向へシフト(※なかにはアクティブミノルが圧を掛けてペースを上げなかったことを嘆くような論評も見られましたが、唯一の古馬重賞勝ちであるセントウルSはテン34.0のスロー逃げ切りだったのですから、なるべく脚を残す戦略はこの馬自身にとっては考え得るベストのはずで、藤岡康太騎手の判断はむしろ合理的だったと考えます)。その後ろのベルカント・ミッキーアイルらは、アクティブミノルが下げて来たのでこれを抜かずに見る形を取り、その結果残り4Fでハクサンムーンが後続を離す形が完成。流石にあまりのペースの緩さを看取したのかここから好位勢が前を追い掛け始めますが、残り3Fでハクサンムーンの外にアクティブミノルが並び掛け、更に外からミッキーアイルが交わしかけたところで、早めに先頭に立つのを嫌ったのかまたミッキーアイルが抑える挙動を見せます。残り2Fで再度ハクサンムーンが単独先頭、アクティブミノルが外に並び掛けようとして、ミッキーアイルはそこから馬体を離して1馬身半ほど後ろ、ベルカントはその後ろの更に後方でがっちり抑えるという位置取り。これだけラップなのに残り2Fまで後続は前に殺到することもなく、各々脚を溜めているというかなり特殊なレース展開となりました。

通常スローならば「逃げ・先行馬有利」になりますが、今回は下り坂で加速して直線でトップスピードに乗せられた差し馬がラストに台頭。脚質よりも資質がより決着を規定したと言っていいでしょう。
通常は急流で「スピード+急坂でバテない底力」のハイブリッドな性能が問われるレースで、過去の上位馬の踏破ラップは「テンで33秒台を踏んで(スピード)、上がりも34秒そこそこで粘れる(底力)」というものだったのに対して、今年の勝ち馬は「テン35.0→上がり33.1」と全く違うものになりました。具体的には、上位馬は東京7〜8Fで好走できるタイプで、「絶対的な上がりの速さ」が問われたレース。ストレイトガール(ヴィクトリアマイル3・1着)・サクラゴスペル(安田記念5着・京王杯SC1着)・ウキヨノカゼ(クイーンC1着)と東京7〜8F、特にマイルで実績があるタイプで、”適性の出し入れ”で予想するアプローチからは、ここまで極端な展開自体を予見しないと難しい決着だったのではないでしょうか。
”半笑い”的には、ストレイトガールが前述の「中山6F仕様」から「東京8F仕様」へと適性をシフトさせていると判断して「×」評価まで下げたところ、東京8F得意なタイプが浮上する流れになったために裏目を引いた、と思っています。実際例年のような急流でも勝ち切ったかもしれませんが、この部分は分からないまま国内最後のレースになってしまいました。マイルへと適性がシフトしていると最終戦・香港スプリントでは追走厳しそうですが、同様に適性をシフトさせたかのように見えたロードカナロアは香港スプリントを連覇しましたし、適性が「変化」したのではなく「幅を拡げている」可能性もあるので、日本の競馬ファンとしてはそちらだと祈りたいところです。

今年は桜花賞がテン3F37.1・5F62.5という歴史的超スローで、倍の距離のG1・天皇賞春(コースも性齢も異なるので直接比較はできませんが)の3F36.1・5F61.4と比べてもそれぞれ1秒以上遅いという異例のラップが出現しましたし、NHKマイルCもレース史上20回でテン3Fが2番目に遅いというスロー。どうやら「短距離G1のスロー化」というのが、今年の一つのトレンドと言っても良さそうな状況です。
個人的には過去の例から大きく外れる異例のラップが出現すると、適性的にカバーし切れない結果が続いているのですが、これを単なる「例外」と処理していいものか、とても悩ましいところです。この”トレンド”に明確な理由があるとすれば、むしろ短距離でこそスローに決め打つことで妙味を追うというアプローチも有効になり得そうですが…「例外」もしっかりサンプルとして組み入れつつ、この点は引き続き考慮して行こうと思います。

神戸新聞杯(3歳G2・阪神芝外2400)回顧

11:37.2-40.0-37.5-33.6=2'28"3
 1着(7)オルフェーヴル5-5-5-5(32.8)56 ※※
 2着(5)ウインバリアシオン7-7-7-5(33.2/0.4)56 ※
 3着(11)フレールジャック8-8-7-7(33.3/0.8)56
12:36.0-37.2-36.2-35.8=2'25"2
 1着(14)ゴールドシップ12-11-8-6(34.5)56 ※
 2着(6)ロードアクレイム11-11-11-10(34.7/0.4)56
 3着(11)マウントシャスタ9-9-8-9(35.1/0.7)56
13:35.3-37.0-38.0-34.5=2'24"8
 1着(10)エピファネイア8-8-9-4(34.3)56 ※
 2着(15)マジェスティハーツ17-17-17-18(33.6/0.4)56
 3着(4)サトノノブレス5-5-5-4(34.8/0.5)56 ※※
14:36.6-36.6-35.9-35.3=2'24"4
 1着(10)ワンアンドオンリー14-14-13-4(35.1)56
 2着(11)サウンズオブアース11-11-11-7(34.9/0.0)56 ※
 3着(2)トーホウジャッカル7-7-7-9(34.8/0.0)56 ※※
神戸新聞杯1・3着馬(エピファネイア・サトノノブレス)が菊花賞で1・2着した一昨年、そして2・3着馬(サウンズオブアース・トーホウジャッカル)が2・1着した昨年。走破時計が2分24秒台の過去2回が”本番”好走馬を複数輩出する結果だったので時計は一応気になりますが、しかし最も時計遅かった11年の1・2着馬(オルフェーヴル・ウインバリアシオン)が菊花賞でもそのまま1・2着と最もリンクしており、時計にはあまり拘泥しないでもいいトライアルとも言えそうです。
なので時計を無視して、ラップと位置取りから強いて菊花賞での好走条件を抽出してみましょう。「3角→4角でポジションを上げ」かつ「上がりNo1or2」で3着以内という”持続力上位馬”は毎年1頭ずついますが、上記の過去4回に関しては本番で全て連対(上記の※印)しています。また「1〜3角通過順が出走頭数の半分以内」で3着以内という”底力上位馬”ルートでも、過去4回で3頭の連対馬を輩出(上記の※※印)という結果が出ています。
これを踏まえて、今年の神戸新聞杯を見てみましょう。

15:36.5-39.0-37.1-34.1=2’26”7
 1着…(6)リアファル1-1-1-1(34.1)56 ※※
 2着△(5)リアルスティール7-8-8-8(34.0/0.3)56
 3着○(9)トーセンバジル14-13-14-13(34.1/0.7)56 ※
 4着▲(11)バイガエシ3-6-6-3(34.8/0.9)56
 5着…(3)ジュンスパーヒカル11-10-9-13(34.5/1.1)56
仮に前記の「菊花賞での好走条件」が今年も継続すると仮定すると、”持続力上位馬”に該当するのは「3角14番手→4角13番手とポジションを上げ」(並びの問題なので実際は「後ろから2番手→最後方の一団」と下げたとも言えますが、この区間で馬群はグッと詰まっているので一応該当と判断)、「No2タイの上がり34.1を使った」トーセンバジル。そして”底力上位馬”に該当するのは「終始先頭に立って押し切った」リアファルで、ダントツ人気だったリアルスティールは実は馬券圏内で唯一好走条件に該当しない(15頭中8番手というちょうど真ん中の通過順=半分以内にギリギリ足りない)ということになります。
とはいえ、本番はここから一気に距離が3F伸び、しかも直線は平坦になるので、ここでのパフォーマンスが一義的に判断材料となることはもちろんありません。更に言えば、このレース単体の評価でも、4角で一気に馬群が詰まって直線で外に大きく拡がるという展開だったので、各馬の走破距離にかなり差があり、額面そのままは受け取れない状況です。具体的には、道中終始外外を回り、直線では馬場の真ん中を抜けて来た4着バイガエシを基準とすれば、逃げたリアファルは当然ロスがなくかなり走破距離は短い内容。対して道中はバイガエシよりやや内を通ったものの直線ではバイガエシより外に持ち出して最速上がりのリアルスティールの走破距離は長く、これで最速上がりはやはり「額面以上の価値」となるでしょう。

様々な要素を勘案して本番に臨むのは、陣営だけでなく予想をする/馬券を買う側としても同様。しっかり見極めて、納得のいく予想を組み立てたいと思います。

京成杯AH(G3・中山芝1600)回顧

11:34.0-22.6-35.3=1'31"9
 1着(8)フィフスペトル6-7-7(34.7)57
 2着(14)アプリコットフィズ9-9-7(34.6/0.1)54
 3着(7)レインボーペガサス6-6-5(35.2/0.3)57.5
12:34.0-22.2-34.5=1'30"7
 1着(3)レオアクティブ12-12-10(33.1)54
 2着(1)スマイルジャック8-9-6(33.6/0.2)57.5
 3着(11)スピリタス8-7-6(33.9/0.4)55
13:34.0-22.7-35.1=1'31"8
 1着(7)エクセラントカーヴ6-5-4(33.9)52 
 2着(8)ダノンシャーク9-8-7(33.8/0.2)58
 3着(9)ゴットフリート2-3-3(34.8/0.6)53
15:35.4-23.3-34.6=1’33”3
 1着△(12)フラアンジェリコ15-15-15(33.6)53
 2着×(8)エキストラエンド9-4-4(34.3/0.0)57
 3着▲(13)ヤングマンパワー6-9-9(34.1/0.0)54
 4着×(6)グランシルク12-11-9(34.0/0.0)54
 5着×(16)ショウナンアチーヴ12-12-12(33.9/0.0)56
 6着○(15)シャイニープリンス9-12-12(34.0/0.1)56
 9着◎(5)ブレイズアトレイル12-12-12(34.2/0.3)55
※14年は新潟施行につき割愛

中山秋開幕週の風物詩・京成杯AHは、2010年以来5年ぶりにテンが35秒掛かるスローペースに。テンより上がりが掛かるというレースラップもこれまた5年ぶりで、それなのに1〜6着馬は全て「通過順に9番手以降がある」馬ばかりなのは特徴的な決着でした。一般的に言われる「スロー=先行有利」とは真逆の結果、そして同じく一般的に言われる「開幕週=内先行有利」とも真逆の結果となったのは、実は近年の中山秋開催の新しい特徴と言っていいでしょう。
この”新しい特徴”に関して、「半笑いの予想」からの予想配信では、序文として以下のような分析を記載していました。
緩急問わず、「序盤4番手以内」の先行馬が馬券圏内の大半を占めていた「スピード重視」時代は今は昔。11年を境に、「序盤6番手以降」の好位〜後方の幅広い差し馬が長くいい脚を使う「持続力重視」のレースへとすっかり変貌を遂げている。このため、開幕週=内有利という基本はあるものの、捲りタイプは中〜やや外の枠から動き出せる方が総じて上位を占める結果に。この点に留意しつつ考えて行こう。
ここまで看破しておきながら、結局◎(5)ブレイズアトレイル・○(15)シャイニープリンス・▲(13)ヤングマンパワーのうち2頭が絡まないと取れない3連複を推奨馬券しており、買い目はとして完全なハズレ。×印は4頭もおり、かなり手広い買い目での抜けではありましたが、1番人気アルビアーノ(7着)・4番人気レッドアリオン(16着)・6番人気スマートオリオン(15着)を全て消していましたし、仮に0.1差以内で入線の○(15)▲(13)△(12)が来ていれば200円×1669.9倍=33万円超にはなっていたので、個人的には”もう一歩”という感触はありました。

…などという恒例のタラレバは無視して頂いて(すみません、言わずにいられない病気なんです)、ここで明らかになったことの一つとして、マイル路線の3歳馬の序列、特にNHKマイルCの見立てが挙げられるのではないでしょうか。

NHKマイルC(3歳G1・東京8F)
13:34.4-23.4-34.9=1'32"7(8マイネルホウオウ16-14/33.7)
14:34.6-23.8-34.8=1'33"2(10ミッキーアイル1-1/34.8)
15:35.3-24.0-34.2=1'33"5(7クラリティスカイ5-5/33.9)
  2着(9)アルビアーノ2-2(34.4/0.2)55 
  5着(2)グランシルク9-9(34.1/0.4)57 
  6着(14)ヤングマンパワー12-9(34.0/0.4)57 
今年のNHKマイルCのテン3F「35.3」は、20回のレース史上で2番目に遅いもの。こちらは完全な先行有利で、しかも好馬場東京らしい内枠有利の決着だったので、これを覆した順に価値があるという評価が可能でした。特に「後半の持続力勝負」を前提にすれば、今回は明らかに「内を先行した超恵まれのアルビアーノ」より「内を差して来たグランシルク」、それより更に「外を差して上がり上回ったヤングマンパワー」を上に取ることができました。もちろん、NHKマイルCの展開が再現されれば同様の並びになることはあり得ますが、古馬重賞ではあまり再現性がない内容だったと見ています。
ちなみに新潟記念でも同様の判断で、NHKマイルCで外に持ち出して3着まで差したミュゼスルタンが優秀と評価。最内枠のアヴニールマルシェ(4着)と同等の上がりならば明確に上に取れると見て評価に差を付けたのですが、結果はなんとアヴニールマルシェの15着よりの下の16着。これにはビックリしましたが、後になってレース中の骨折が判明し、とても残念であると同時に敗因が分かってようやく合点がいきました。

勝ち馬・クラリティスカイの登場はもう少し先、富士Sになりそうですが、果たしてこれがどのような結果になるでしょうか。今年は桜花賞・NHKマイルCと3歳G1が空前のスローペースになった世代なので、「G1の並びを絶対視しないこと」に妙味の”種”があるということを意識して、今後もしっかり追い掛けて行きたいですね。

札幌2歳S(2歳G3・札幌芝1800)回顧

札幌2歳S(2歳G3・札幌9F)
08:36.0-36.3-36.8=1'49"1
 4ロジユニヴァース7-7-6-5、7イグゼキュティヴ2-2-2-1、2モエレエキスパート2-4-5-4 
09:36.2-38.1-35.4=1'49"7
 3サンディエゴシチー3-2-5-5、11モズ2-2-2-1、9アーバンウィナー14-14-13-8 
10:36.1-37.2-36.5=1'49"8
 13オールアズワン4-5-6-4、11アヴェンチュラ9-8-8-7、2アドマイヤセプター9-8-8-5 
11:36.4-37.8-36.6=1'50"8
 11グランデッツァ2-3-3-2、6ゴールドシップ13-12-12-10、7マイネルロブスト10-9-9-4 
12:36.3-37.3-34.9=1'48"5
 3コディーノ3-4-4-4、11ラウンドワールド10-10-10-5 5エデンロック10-10-10-9
※13年は函館施行につき割愛
14:36.5-36.9-36.6=1'50"0
 2ブライトエンブレム13-14-11-8、11マイネルシュバリエ3-3-3-3、13レッツゴードンキ6-7-6-4
「中盤36秒台の08・14年は、それぞれ上位馬からクラシック馬が誕生(ロジユニヴァース=翌年ダービー馬、レッツゴードンキ=翌年桜花賞馬)し、37秒台の10・11・12年も上位馬から三冠レース馬券絡みの活躍馬が出現(アヴェンチュラ=翌年秋華賞馬、ゴールドシップ=翌年皐月賞&菊花賞馬、コディーノ=同年朝日杯2着&翌年皐月賞3着馬)。超スローの年以外は、軒並み相当な”出世レース”となっている」
…というのが、札幌2歳S配信予想でのレースラップに関する序文でした。ちなみに施行時期は、08・10・11年が10月頭で、09・12・14年は今年と同じ8月末〜9月頭。当然10月施行の方が年齢的に成長するので本来時計は速くなるはずですが、当時は開催期間も長い&夏よりも秋の方が馬場悪化のペースが上がる傾向があり、その結果ラップ・時計的な価値は大差ないという見立てとなるので、前述の通り一義的なラップ分析で大まかな出世傾向が予見できる図式だと把握しています。
これを踏まえて今年のラップを見てみましょう。

15:37.0-37.0-36.8=1’50”8稍
 1着…(11)アドマイヤエイカン10-10-9-4(35.9)54
 2着△(10)プロフェット4-7-6-4(36.2/0.0)54
 3着○(4)クロコスミア7-8-9-8(36.2/0.2)54
 4着△(5)ラヴアンドポップ13-13-12-6(36.0/0.3)54
 5着…(3)アラバスター13-13-14-13(36.3/0.7)54
 6着◎(13)スパーキングジョイ11-11-12-9(36.4/0.7)54
 12着▲(1)リアルキング7-8-9-13(38.2/2.2)54
今年は中盤37.0ですが、前日の降雨の影響が僅かに残る稍重馬場だったので、実質は36秒台に突入している見立て。即ちここからクラシックホースの誕生も期待できるということになりますが…但し「外差しが決まる馬場」+「テンが緩く前有利なラップ」という相反する要素がレースにそれぞれどのような影響を与えたか、なかなか解釈が微妙な決着となりました。
通常「テン緩いのに中盤速いラップ」だと前が楽して後続は発進しづらいので、外を回して差し伸びた馬の評価を上方修正、距離延長でも期待することになりますが、この日は内が荒れて来た上に雨の影響もありかなり外差しが有利な傾向の馬場で、額面よりは差しやすかったはず。後ろから3〜4角間は外を回し続けて4角でまだ最後方の5着(3)アラバスターは、完全に届かない挙動で0.7差の完敗5着でしたが、1〜4着馬は上がりだけでもこれを上回っていたので、やはり高評価の対象は上位馬ということになります。
結果的に昨年の同レースとラップも馬場もよく似ていたので、これを参考に暫定的な評価をしておくと、(11)アドマイヤエイカンはブライトエンブレム級の持続力。これには劣りますが牝馬の(4)クロコスミアと合わせて、それぞれ牡牝のクラシック戦線で期待できるとしておきます。そして挙動としては昨年レッツゴードンキと酷似している(10)プロフェットは、新馬勝ちが超スローで瞬発力頼みの内容だっただけに、ここでの底力との合わせ技で資質の幅の意味では最も大きな収穫があったと評価します。

※その他の細かい分析や、重い印を打った馬の敗因などは、「半笑いの予想」会員さんには別途回顧を送付・「note」での購読者さんにはマガジン内に回顧をUPする予定です。なお「note」では9月の全重賞分をまとめて回顧のみの販売もしております。

※当ブログではコメントを受け付けておりませんので、ご意見ございましたらtwitterにてリプ頂けましたら幸いです。→twitter「半笑いの競馬予想」 ( https://twitter.com/hanwarai_keiba )

新潟2歳S(2歳G3・新潟芝外1600)回顧

※回顧UP遅れまして、申し訳ありません。

新潟2歳S(2歳G3・芝外1600)
10:36.0-24.3-34.2=1'34"5
 16マイネイサベル8-9、1マイネルラクリマ2-2、12レッドセインツ11-9 
11:36.0-24.7-33.1=1'33"8
 10モンストール9-9、11ジャスタウェイ11-12、14クイーンアルタミラ13-16 
12:35.1-23.8-34.6=1'33"5
 16ザラストロ15-15、7ノウレッジ11-11、1サウンドリアーナ5-5 
13:35.3-25.4-33.8=1´34"5
 1着(17)ハープスター18-18(32.5)54
 2着(3)イスラボニータ12-13(33.7/0.5)54
 3着(18)ピークトラム8-8(33.8/0.5)54 
14:35.2-23.9-34.3=1'33"4
 1着(4)ミュゼスルタン14-11(33.4)54 
 2着(7)アヴニールマルシェ14-14(33.0/0.0)54 
 3着(2)ニシノラッシュ6-6(33.9/0.2)54 
15:35.4-24.5-33.9=1'33"8
 1着△(2)ロードクエスト18-17(32.8)54
 2着…(13)ウインファビラス5-5(34.2/0.7)54
 3着△(7)マコトルーメン17-17(33.5/1.0)54
 4着×(14)ペルソナリテ7-8(34.3/1.0)54
 5着…(8)キャプテンペリー7-8(34.5/1.2)54
 6着注(18)ヒプノティスト10-11(34.3/1.2)54
 11着▲(10)トウショウドラフタ10-8(34.9/1.6)54
 13着○(4)プリンシパルスター7-5(35.4/1.9)54
 17着◎(16)ウインミレーユ2-2(36.8/3.1)54
近年はすっかり”出世レース”となっていますが、特に08年1着セイウンワンダー・11年2着ジャスタウェイ・13年1着ハープスター・13年2着イスラボニータと、G1級の活躍馬はここで「中盤24秒台後半以上」掛かるレースを速い上がりで差した/追い込んだ馬ばかり。そういう意味では中盤24.5の今年、抜けた上がりで追い込んで圧勝の(2)ロードクエストには、当然大きな期待が掛かります。
一般論的には中弛みでラストだけの末脚は過信できないはずで、本来距離延長では特に疑いたい部類なのですが、実際これらの出世馬たちは全て10F以上のG1で馬券に絡んでいるのはラップ分析上の”七不思議”レベル。解釈としては、テンの長い直線をしっかり追走し、コーナーでは膨らまずに、道中なし崩しに脚を使わずにコントロールできた「競馬の上手さ」が、上がりの爆発力に集約されている、ということになりそうで、やはりロードクエストは距離延長もクリアできる可能性が高いと見ておくべきでしょう。予想で△まで評価を下げた理由は「裏付けがずば抜けていないのに、人気がずば抜けているから」という妙味上の理由だったので、対処としては仕方のない部分でしたが、結果には完全に脱帽です。
 
それ以外の印上位馬が軒並み下位に沈んだ理由・分析については、予想配信の会員さん・「note」で展望購入された方、並びに「note」での8月全重賞回顧マガジンを購入された方に別途お届けしていますが、いずれにしても不甲斐ない予想でしたので、改めてお詫びさせて頂きます。申し訳ありませんでした。

両重賞は不本意な結果でしたが、先週末は土曜のBSN賞回収率1505%(馬連○=▲、3連複○=▲=◎のダブル的中)という特大ホームランが効いて大幅プラス収支でした。BSN賞は◎(11)ダブルスターが8番人気で3着と激走してくれたのがハマったものですが、それと同時に1番人気△(2)アジアエクスプレスよりも2番人気○(13)ダノンリバティを明確に上に取れたのもかなり重要だったので、レパードSの回顧で昨年完勝のアジアエクスプレスより今年2着のダノンリバティに価値ありという点を明言できたのは会心でした。実際、今週の予想は購入しておらず回顧だけ購入された方に「安心してダノンから勝負できた」というお礼のメッセージも頂いてまして、回顧に力を入れ始めたことには確信を深めています。今後もしっかり頑張ります!

札幌記念(G2・札幌芝2000)回顧

札幌記念(G2・札幌芝10F)
09:35.6-48.9-36.2=2'00"7
 [3ヤマニンキングリー5-4-3-3、11ブエナビスタ10-12-12-8、4サクラオリオン13-12-12-8]
10:34.6-49.2-35.6=1'59"4
 [6アーネストリー3-3-3-2、10ロジユニヴァース1-2-2-2、5アクシオン7-6-6-4] 
11:35.9-49.8-34.7=2'00"4
 [13トーセンジョーダン3-4-3-2、2アクシオン3-2-3-4、8レッドディザイア11-11-9-6] 
12:35.0-48.5-35.2=1'58"7
 [1着(5)フミノイマージン12-11-12-7(34.4)55] 
 [2着(4)ダークシャドウ3-2-2-1(35.3/0.1)57] 
 [3着(3)ヒルノダムール7-5-4-4(35.1/0.2)57] 
14:34.9-47.9-36.3=1'59"1
 [1着(8)ハープスター13-13-9-4(35.5)52] 
 [2着(5)ゴールドシップ14-14-12-4(35.3/0.1)57] 
 [3着(10)ホエールキャプチャ8-9-9-9(36.4/0.9)55]
15:35.1-47.7-36.2=1’59”0
 1着×(11)ディサイファ2-3-2-2(36.0)57
 2着×(5)ヒットザターゲット12-12-12-12(34.9/0.0)57
 3着△(4)ダービーフィズ11-10-9-8(35.1/0.0)57
 4着…(8)ヤマカツエース7-7-7-8(35.5/0.1)54
 5着×(1)ラキシス2-2-2-3(36.2/0.2)55
 6着○(7)ラストインパクト9-9-9-4(35.4/0.2)57
 7着◎(14)ハギノハイブリッド5-5-5-4(35.8/0.3)57
 8着△(12)トーホウジャッカル4-4-4-4(36.3/0.5)57
 14着▲(9)ステラウインド5-5-5-8(37.6/2.1)57
1着賞金6800万のハイレベルG2、しかもチャンピオン賞金4000万のサマーシリーズ内でポイントが高い最重要レースという位置付け。その価値はG1級、というと少々大袈裟ですが、いろんな意味で関係者が”真剣に取りに行く”文脈が極めて強いレースとなっています。ローカルでそういうレースが行われると、流れが厳しくなるのは必至ですね。昨年に続いて中盤4Fが47秒台という、激しいレースになりました。
明確な逃げ馬は(13)トウケイヘイロー1頭のみで緩め放題、即ちスローになると読んだ向きもありそうですが、ハイレベルメンバーならばテンが緩めば中盤圧を掛けるor捲る馬が出るので、今後もある程度のメンバー/頭数が揃えば厳しい流れに張る方が正解のレースではないでしょうか。

そんななか、上位を占めたのは終始内ラチ沿い〜内から2頭目を通ってロスなく捌いた組。(5)ヒットザターゲットは直線だけ行き場を探して最後大外を伸びてきましたが、これを含めて内枠の2・3・5着馬は道中は終始内ラチ沿い、(8)ヤマカツエースも直線だけは外を伸びて来たものの前半は内ラチ沿い〜後半は1頭ぶんだけ外という比較的ロスのないコース取り。そして勝った(11)ディサイファは終始内から2頭目あたりを通っており、上位馬の中では走破距離が最も長いレース内容でしたが、それにしても外目の枠からの立ち回りとしては考え得る最高のものでしょう。この馬が位置を取りに行ったことにより、いつもより前で運んだ(12)トーホウジャッカル・(14)ハギノハイブリッドあたりが終始外を回し続けることになったので、「勝負」の意味でも大きな意味があったのではないでしょうか。
今回レース後に「洋芝適性が色濃く出た決着」という評を数多く見ましたが、それだけでなく、コーナー部分の比率が極めて高いコースなので、むしろシンプルにコース取りが結果に与えた要素が大きいレースだったと考えます。言うまでもなく、妙味的に今後注目すべきなのは今回外を回し続けた方の馬でしょう。恐らく走破距離が最も長かった(7)ラストインパクトを筆頭に、ここでの敗戦を度外視していい馬が複数いるので、秋G1戦線は向けてはここでの序列は気にし過ぎずに臨みたいものです。

ちなみに…
05年ヘヴンリーロマンス以降、06年アドマイヤムーン・07年アグネスアーク(2着)・09年ブエナビスタ(2着)・10年アーネストリー・11年トーセンジョーダン・12年ダークシャドウと、生涯のキャリアで天皇賞秋馬券絡みする馬が、過去10年の札幌施行9回の札幌記念のうち、実に7回で連対しています。この適性のリンクだけを見ても、昨年天皇賞秋で0.2差5着のヒットザターゲットは十分買えるレースでした。勿論昨年の天皇賞秋は超スローだったので例年ほどの価値はなさそうですが、それでも他に東京G1好走馬がいないメンバーでは、少なくとも押さえには回せる並びでした…と偉そうに語っていますが、まさに押さえにしか回せなかったのが"敗因"の一つになってしまいました。申し訳ありません。

※その他の細かい分析や、重い印を打った馬の敗因などは、「半笑いの予想」会員さんには別途回顧を送付・「note」での購読者さんにはマガジン内に回顧をUPする予定です。なお「note」では8月の全重賞分をまとめて回顧のみの販売もしております。

※当ブログではコメントを受け付けておりませんので、ご意見ございましたらtwitterにてリプ頂けましたら幸いです。→ twitter「半笑いの競馬予想」 ( https://twitter.com/hanwarai_keiba )

エルムS(G3・札幌ダート1700)回顧

今週からブログの更新頻度をUPして、なるべく毎週回顧や展望の記事を綴っていこうと決めていたのですが…その初っ端でいきなり関屋記念「◎レッドアリオン→▲マジェスティハーツ→×ヤングマンパワー」というスマッシュヒット。推奨買い目は馬連なので3着は関係ないといえばないですが、時折やらかす”じゅうたん爆撃”的な印乱発で引っ掛けたものではなく、印は◎○▲△××の6頭のみ、1番人気カフェブリリアントも3番人気サトノギャラントも消して、印上位から2・5・6・10・7・9番人気という攻めた序列で見事に「2→6→9番人気」という入線順は本当に気持ち良かったです!
…という訳で、浮かれないために、敢えてこっぴどく外したエルムSの方を簡単に回顧しておこうと思います。

エルムS(G3・札幌ダート8.5F) ※13年は函館施行につき割愛
10:30.0-37.1-36.4=1'43"5
1着(1)クリールパッション7-7-6-4(35.9)56
2着(5)オーロマイスター3-4-3-2(36.2/0.1)56
3着(4)エーシンモアオバー1-1-1-1(36.8/0.4)56
11:30.0-37.3-36.9=1'44"2
1着(5)ランフォルセ12-12-8-4(36.2)56
2着(6)オーロマイスター6-6-4-2(36.6/0.1)59
3着(9)エーシンモアオバー1-1-1-1(37.2/0.3)56
12:29.7-36.2-36.3=1'42"2
1着(5)ローマンレジェンド6-6-4-2(35.9)56
2着(11)エスポワールシチー3-3-2-2(36.2/0.0)59
3着(8)グランドシチー10-10-11-11(35.8/0.7)56
14:29.6-36.0-36.3=1'41"9不
1着(8)ローマンレジェンド4-4-2-2(36.2)58
2着(10)クリノスターオー2-2-2-1(36.3/0.0)57
3着(12)インカンテーション5-6-4-3(36.9/0.8)57
15:29.6-36.2-37.2=1’43”0稍
1着△(4)ジェベルムーサ11-11-2-1(37.1)56
2着…(5)グレープブランデー2-3-3-3(37.0/0.0)58
3着…(8)エーシンモアオバー1-1-1-2(37.4/0.2)58
4着○(12)クリノスターオー4-3-3-3(37.3/0.3)57
5着…(13)ソロル6-5-5-5(37.3/0.5)56
7着△(2)ヒラボクプリンス8-8-9-8(37.3/0.9)56
8着◎(9)マイネルバイカ10-10-12-12(37.0/1.1)56
12着▲(3)カチューシャ9-9-5-5(38.9/2.2)54
2012年以降、やや時計が速くなっている札幌ダート、今年は馬場差を差し引けば12・14年と同じようなペースで上がりが止まっている見立て。結局4角で前の5頭がそのまま流れ込んだ形で、12・14年より時計レベルは落ちているので、特に大きく加点をできる馬はいないと判断します。もちろん昨年はできなかった大捲りを速い中盤で決めたジェベルムーサは、上がりは止まったが他と同じ脚いろで押し切ったということで、この馬だけは額面以上に底力を評価し、資質の拡充を認めておきます。
但し、このレースは中盤〜上がりが速いと持続力が京都9F戦とリンクし(エスポワールシチー・ローマンレジェンド・インカンテーションがエルムSとみやこSの両方で馬券絡み)、更には9F以上のG1激走にも繋がる傾向があるのですが、今年はその流れには沿っていないので秋G1戦線への影響はやや低そう。この点は意識しておきたいと思います。

※その他の細かい分析や、具体的な馬場差を勘案した修正ラップ、重い印を打った馬の敗因などは、「半笑いの予想」会員さんには別途回顧を送付・「note」での購読者さんにはマガジン内に回顧をUPしております。なお「note」では8月の全重賞分をまとめて回顧のみの販売もしております。

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初の共著

「半笑い×夏目耕四郎の
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馬券が当たるメカニズム」

同じ【ラップ】をツールとする
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  2)皐月賞◎○への道程
  3)上田琢巳氏対談
  4)競馬場ラップデータ
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