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 22日からスイス・ジュネーブの国連欧州本部で始まった核軍縮作業部会の初会合で、日本から参加した被爆者が「核兵器不使用を保証できるのは核兵器廃絶以外にない」などと各国の代表団に訴えた。

 発言したのは、広島で1歳4カ月で被爆した日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の藤森俊希さん(71)。日本語で発言した後、英語に訳した藤森さんのメッセージを日赤長崎原爆病院の朝長万左男名誉院長(72)が代理で読み上げた。

 藤森さんは「被爆体験を聞いた世界の人々から、しばしば『報復を考えなかったのか』と質問を受ける。答えは『ノー』。すべての国の人々に被爆者と同じ苦しみをさせてはならない」と強調した。

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